「彼女に振られてしまってから、ようやく会える関係まで復活してきました。しかし、彼女の誕生日プレゼントに、彼女の妹と行っておいで、と観たがっていた映画のチケットを2枚渡しました。その時は喜んでいたのですが、翌日からだんだん返事が減り、とうとう連絡が取れなくなってしまいました。やまとさん、私は何を間違っていたのでしょうか?」
という切実なメールを頂戴いたしました。
ありがとうございます。
これは女性ならではの心理かもしれませんね。この心理をはきちがえてしまっている男性は多いと思いますので、今回はこの女性の心理をテーマに進めていきたいと思います。
あなたがモテない本当の要因は?
こんにちは!
復縁アドバイザーのやまとです。
さて、冒頭の男性のお悩みですが、一体何が悪かったのでしょうね。
まず、どういう男がモテるのか、といったところからおさらいしていきたいと思います。
世間一般的には、いわゆるあたりが優しくて、雰囲気が良い男性がモテるのではないかなと思われるかと思います。
ですからみなさん、ビームスとかユナイテッドアローズとかの服を着て、親切な男性を演じます。
しかし、これってもモテないんですよね^^;
いや、別にユナイテッドアローズの服とかは問題ないんですが、そういう服で「無難に」まとめてしまうイメージがいかにもモテないという意味です。
考えてみてください。
みなさんは、当サイトで復縁を勉強されているぐらい、真面目でしっかりした方です。
ですからきっと、女性に対しても親切で、まともな対応をされてきたと思います。
にもかかわらず、フラれてしまい、元カノには相手にされない状態にある。
これはつまり、そういった無難なアプローチでは、結局モテなかったということだと思います。
女性は男性からの上から目線を嫌う
確かに女性に「好きなタイプは?」と聞くとたいてい「優しい人」とこたえるはず。
実際、優しいことは大事です。
しかし、女性がいう優しさと、男性が女性に行う優しさは少し違うのです。
男性がいう優しさというのは、
- なんでも言うことをきいてあげる
- 好きなものを買ってあげる
- ごちそうしてあげる
- 困っていることを解決してあげる
というように、どうしてもホームランを狙いがちです。
いわば、男性からみた優しさは、ホステスさんに貢ぐのと対して変わらないアプローチが多いのです。
それは、お金で喜ばせてあげたり、なんらかのサービスを提供してあげたりすることが中心です。
しかし、これって女性の心にはほとんど響かないんですね。
何が問題なのでしょうか?
これって結局「してあげている感」が出すぎるんです。
やってあげた感というのか、やったった感というのか、そういう上から目線の感じが出てしまうのです。
女性に搾取されるモテない男性たち
もちろん、女性の方は、プレゼントや、してあげたことに対して喜んでくれるかもしれません。
しかし、これをしてしまうと、女性の心はあなたではなく、あなたのお金や、あなたの行動に関心をもってしまいます。
つまり、あなた自体の存在については、ぞんざいに扱ってしまうのです^^;
金の切れ目は縁の切れ目、とよく言われますが、まさにその状態。
お金の援助や、アッシーとして色々動いていることが好きなだけで、あなたのことを好きにはなりません。
ですから、そういったお金やアッシーの部分で良いように使われるだけで、あなたのことを振り向くことはないでしょう。
女性を責めるのは間違っている!?
女性はなんてひどい生き物だ!
と、憤慨されるかもしれませんが、これも間違っています。
なぜだかお分かりですか。
簡単です。
それは結局、あなたが女性に対して、そういうモノや行為で釣るというあざとい戦略を取っているから、相手も同じようにあざとくなってしまうだけなのです。
つまり、原因はあなたにあるのです。
プレゼントなど、モノに頼る心理とは
一体、モノで釣ることの何が問題なんだ? 女性は喜んでいるじゃないか、とそう思われたかもしれません。
しかし、あなたがモノを提供したことには、どんな狙い、意味がありますでしょうか?
思うに、あなた自身に、つまりあなたの中に、彼女を喜ばせる要素をもっていないから、モノに頼ってしまうのではないでしょうか?
自信のなさの表れであり、自分では十分な喜びを彼女に与えられないから、モノに頼ってしまうのです。
無意識に見返りを求めるモテない行為
また、あざとい行為には、「見返りを求める」気持ちが見え隠れしてしまいますよね。それが女性に伝わってしまうのです。
何かプレゼントしたから、とか、アッシーになってあげたから、とか、こういったことはすべてどこか心の底で、あなたは見返りを求めているはず。
- これだけのことをしたんだから、愛して欲しい。
- これだけのことをしたんだから、復縁して欲しい。
- これだけのことをしたんだから、体の関係を持ってほしい。
そういう狙いが、女性には透けて見えるわけです。
それが女性に嫌われてしまう要因なのです。
プレゼントやお金は実は、女性には評価されない
「でも、やまとさん、モノを与えられる財力とか、おしゃれなものを選ぶ力とか、そういうものは女性に評価されるのではないでしょうか?」
と、こう思われるかもしれません。
しかし、残念ながら、本当に女性を好きにさせたいのであれば、この手段ではダメです。
財力や能力で好かれているようでは、その財力や能力が欠けたとき、彼女は決して付いてこないでしょう。
「あなた」が好きなのか、「あなたに付随する要素」が好きなのか、これは似ているようであって、女性にとってはまるで異なります。
しかし、女性自身も気づいていませんから「年収が〜」「イケメンが〜」「優しい人が〜」などと本気で思っているのです。
ですが、世の中にそんな多くの高収入の方がいますか? イケメンがいますか? 優しい人がいますか? 女性は妥協して結婚しているのでしょうか?
実は、女性自身、自分がどういう男性が好きなのか、わかっていないのです。
イケメンが〜、高収入が〜、と言いながら、付き合っている男性や、結婚相手は、全然違ったりします^^;
これはなぜこうなるのかといえば、女性自身、自分がどういう男性が好きなのか分かっておらず、また、男性も、女性に好かれるための方法を見誤っているのです。
なんでこんな現象が起こるのか、といえば、これはもうテレビドラマの見過ぎです^^;
現実の恋愛は、そんなドラマみたいなようにはいきませんから、もっと一般的に恋愛をして、一般的に結婚をするものです。
それが分かっている男性、女性は、外見や収入などにかかわらず、わりと早いうちに仲良く結婚していたりします。
テレビドラマの見過ぎであったり、ロマンチックすぎたり、自分大好き人間だったり、空想・妄想の中で生きているような人は、どうしても現実と夢との乖離にバランスが取れず、失恋と復縁の間を彷徨ってしまいがちなのです^^;
女性にモテる、好かれるための2つの要素とは
いろいろ厳しい指摘を続けてしまいましたが、では結局、どういったアプローチをすることが正解なのでしょうか?
まず、女性が表面的に望んでいる相手である
- 高収入
- イケメン
- 優しい
は、実は見当違いだと書かせていただいたのを思い出してください。
とりあえず、これは捨てましょう。
では、何が残るのか、といえば、これには2つの要素しかありません。
まず一つ、これはいつも申していることですが、一緒にいて楽しいかどうか、です。
イケメンも高収入も何もかも関係ありません。
楽しいこと。
- 彼女を笑わせてあげること。
- 彼女が疲れているときに、ふっと癒してあげられることが言えること。
- 肩の力が抜けて、リラックスしてあげられるように振る舞えること。
これなんです。
楽しませるということ。
- 笑わせてあげること
- 自虐的に振る舞うこと
- 相手を褒めてあげること
- 自分から積極的にデートを楽しむこと
- 素直に接すること
こういったことが基本的なようであっても、できていません。。
男性はどうしてもプライドが邪魔してしまいがちですから、格好をつけてしまうのです^^;
良い格好をするのはやめて、ダサくて、正直で、素直で、面白い、相手のためにバカになれる、そういう男でありましょう。
それが本当にカッコイイということだと思います!
楽しませる、と優しさ、は似ていますが、、
この「楽しませる」と「優しい」はどう違うのか、と思われるかもしれません。
優しい、というのは「優しい人だと思って欲しい」 という、あなたの狙いが見え隠れしますよね。
こういういかにも取ってつけた優しさは、女性からすれば、感謝すれども上から目線に感じてしまいがちなのです。
ですから「優しい人間だと思ってもらいたい」という感情を排した優しさであれば、問題無いです。
つまり、自然な行為ということです。これは見返りを求めませんから、女性があざとさ、を感じないでしょう。
もっとも大切な要素は
たしかに優しさを見せるのが難しいですが、次の二つめの要素だけは守って欲しいです。
その二つ目の要素とは、女性を守るという強い気持ちです。
これは態度に表れるもので、言葉ではないです。
- 女性が間違ったことをしていたら「それはだめじゃん」と叱ってあげる気持ち。
- がんばっていたら「褒めてあげる気持ち」
- 心配そうにしていたら「なんかあったら、連絡してきて」と伝えること。
このように、全方位的に彼女を守る気持ちを持ってください。
これは何者にも変えられない、それこそ彼女への優しさになるはずです。
「守るって、具体的に何をするんですか?」という質問も結構多いのですが、これは彼女が何を男性に求めているかによりますが、基本的には生活力です。
お金に困った時に、どうにかしてお金を用意することであったり、パソコンが壊れていたら直してあげることであったり、具合が悪い時は看病してあげたり、友達が困っていたら助けてあげたり。
これって、最初の「アッシー」とか「貢ぐ」のとどう違うのか、と思われるかもしれませんが、要は「彼女を守る」心理から行動しているかどうかなんですね。
モテたい、優しいと思われたい、という風に、足し算をしようとする心理ではなくて、足りないところを補う発想です。
ですから、彼女を叱ることもあるわけです。
もっといえば、媚びているか、媚びていないか、ということです。
媚びてしまったら、すべてがダメになってしまいます。
本当に相手の心に接して、相手の望むことをできているか、を見極めることです。