復縁と営業マンって、よく似ていると思うんですよね。
営業マンって、商品の良さを知ってもらって、販売にこぎつけますよね。
復縁も同じなんですよ。
復縁でよくありがちなのが、振られているにもかかわらず、1ヵ月後ぐらいに「諦めきれないです。やっぱり好きです」と告白してしまう人です。
これはダメだよ、とかねてから申し上げているのですが、このサイトのユーザーさんでも、やっぱりこの「せっかちな告白」をしてしまう人がかなりいらっしゃいます^^;
告白は、イエスorノーの一か八かの世界でしかなく、確実性が低い
私は以前から、告白なんてほとんど意味がないと申し上げています。
>「いつ告白する?」タイミングが分からない人へ…そもそも告白は必要ありません
もちろん、告白してうまくいったという方も多いですし、告白されたらだんだん気になって好きになる、という人も結構いらっしゃるようです。
しかし、私は告白というのは「一か八か」の世界でしかないと考えています。
告白してうまくいくか、なんて、完全に相手まかせですよね。
確実性が薄いです。
告白しました、振られました、で、終わりって、博打要素が高いですよね。
私のようなビビりな性格の人間にとっては、これは考えられないです(笑)
私のユーザーさんには「もっと確実な道で復縁を目指してもらいたい」と、そう考えてしまいます。
ですから、こういう一か八か、の選択は、私は基本的には案内していません。
この「告白したがり」なタイプの人というのは面白くて、告白が失敗しても、また1ヵ月とかしたら、同じように告白するんですよね。
「ダメ元」で、と言って。
でも、やっぱり結果としてダメ、ということが多い。
そしてそのときになってから「やまとさん、先走ってしまいました! もうどうにもなりませんか?」というような嘆きのご連絡を頂戴します。
連続でしつこくメールを送ってしまったり、思わず電話で怒鳴ってしまったり、追求してしまったり。
こういったように感情で行動すると、たいてい失敗してしまいます^^;
つい感情的になって後悔するという方は本当に多いですから、あなたもぜひ慎重にやってください^^
現実はドラマのようにはうまくいかない
私はこの告白文化は、テレビの影響だと思うんですよね。
テレビでは、しょっちゅう、告白シーンがありますよね。。
しかし、ドラマはあくまでもドラマですからね^^;
そんな風にうまくいくか、分からないです。
告白しても、うまくいくケースというのは、相手にとって、あなたが恋愛対象である場合のみです。
全然、関心がなかったり(もちろん、告白されてから好きになるケースもありますが、それも恋愛対象だったということ)、むしろ嫌われていたら、絶対に成功しません。
告白する場合、その見極めが重要になります。
告白はプレゼンと同じ
告白がなぜダメなのか、を端的に説明しますと、ようはプレゼンテーション(プレゼン)が十分でない、ということにあります。
ですから、プレゼンが十分にできているのであれば、告白もアリです。
プレゼンが十分でないのであれば、告白しても、意味がないです。
プレゼンとは何か? ですが、これはビジネス用語です。
ようは、営業マンが自社の商品紹介をする際に、相手に理解・納得してもらい成約につなげてもらうための説明のことです。
これを復縁で言い換えると、どのように自分をアピールし、復縁につなげるか、ということです。
仮にあなたが営業マンから「お願いします、買ってください! とにかく買ってほしいんです! 買ってください! 買ってくれたら、私が助かるんです! あなたにはメリットがありません!」と言われて、買いますか?
買わないですよね。
しかし、告白って、これに近いものなんですよ。
「とにかく付き合ってくれ!」
これが告白です。
相手にとって、あなたが幸せにしてくれる存在なのかどうか、全く見えてきません。
そんな状態では、絶対に付き合おうなんて思いません。
復縁するためには、きちんと相手にメリットを提示する必要がある
恋愛に「メリット」「デメリット」なんて語り始めると、野暮なやつだな、と思われるかもしれませんが、やっぱりみんな「メリット」「デメリット」を鋭く見ているものです。
収入が多い、見た目がかっこいい(かわいい)、難関大学を卒業している、など、そういう人の方がやはり結婚率は高いですよね。
とくに男性の場合は、収入と未婚率の関係は非常に相関性が高いです。
35〜44歳男性有業者の年収別の未婚率
総務省統計局:平成24年就業構造基本調査より
このように、グラフで見ますとよく分かりますが、収入に比例して、結婚できているんです。
ですから結局、男性の場合の復縁というのは高収入が必要なんです、と言いたいのではなく、自分のメリット、ポジティブな面については、しっかりとアピールする必要があるということです。
ちなみに、私は収入が低いから復縁できないとは申し上げません。
収入が低くても、復縁はできます。ご安心下さい。
謝罪も感謝も、基本的には必要ないです。自己満足ですから
ただし、収入よりも必要なのが、自己プレゼン能力です。
- 私と復縁してちょうだい!
- 私が困るの! 淋しいから!
- あなたが復縁してくれたら、私が助かるの!
- こんなにお願いしているのに、復縁してくれないのは、なぜ? そんなに私が嫌い?
こんなプレゼンをしてしまっていたら、もうそれはダメダメすぎます!
よく「元彼に謝罪したいんです!」「元彼に感謝の言葉を届けたいんです!」という相談者さんがいらっしゃいます。
こういう相談はもう、毎日10件はあります。
とにかく謝罪&感謝がしたいという人。
しかし、これはもう、このサイトでもメルマガでもメール相談でも何度も何度も何度も申し上げていますが、基本的に、謝罪&感謝は逆効果なので、するな! ということです。
謝罪も感謝も、自己満足に過ぎないのです。
自分がそういう謝罪&感謝モードに入って、自分に酔っていても、相手にはロミオメール(ジュリエットメール)にしか思われません。
そういう物語の中に入らずに、現実的な対応が求められているのです。
ですから、物語の主人公になろうとせず、リアルに自己プレゼンをし、リアルにメリットを見せていくことが大事になってくるわけです。
共感と説得
「プレゼンと言われても、どういうことか分からない」かもしれません。
プレゼンというのは、ようは、説得するということなんです。
復縁は二つの段階に分けることができます。
まず、共感です。
共感して、相手の心に入り込む。
そして第2に、相づちを打ちながら、相手を説得していくのです。
謝罪と感謝で「相手に受け入れてもらう」というスタンスではなく、逆です。
まず、共感をして、相手を受け入れることが大事です。
- 怒っている彼(彼女)
- あなたに対してさめてしまった彼(彼女)
こういう相手の悪い感情をまず、受け入れること。
そして、その受け入れたことでまず、相手の心をオープン(解放)します。
「ああ、わかってくれているんだな」
と、相手に伝われば、相手はあなたに対して不満を持ちながらも、あなたに対して一定の理解を持ちます。
そして、さらにもっと共感を強めていくことで、相手の心と自分の心を一体にします。
そして一体ぐらいの感覚になったときに、今度はあなたのマインドを注ぎ込んで、相手の思考をこちらの方に引き寄せていくのです。これが説得です。
相手に受け入れてもらう精神ではなく、相手を受け入れて、そしてさらに相手の心に、自分の思いを注入していく。
これが復縁には重要なのです。
そしてこれが説得であり、プレゼンなわけです。
で、結局、プレゼンというのはどういうことをすればいいの? ということになると思いますが、これは、
- いかに自分が相手を幸せにできるかとうとうと語る
- 自分と復縁すべき理由(メリット)をとうとうと語る
- 相手が自分と復縁したくない理由を、すべて潰していく
ということが中心になってきます。
これらを詳しく書くと、非常に長くなってきますので、今回はこの概要にとどめます。
これらの詳細については、また機会をみて書いてきますね^^