復縁を目指していますと、どうしても加点することに気持ちが行ってしまいます。
つまり、どれだけ相手の心を打つ、ポイントを攻めることができるか、に意識が集中するということです。
簡単に言えば、
- どういう風に連絡すれば良いでしょうか?
- 何を言えば良いでしょうか?
- どうすれば印象が良くなりますか?
- 効果的な対応として、どういうものがありますか?
といったような、劇的な結果を早く起こしたい気持ちが先行しすぎてしまい、マイナス面をまず直そうという気持ちがおろそかになる、ということです。
もちろん、「劇的な効果を早く出したい!」という考え方は、とても大事です。
加点をしていかないと、元彼(元カノ)はあなたに良い印象を持ってはもらえませんから。
相手の心を打つ効果的な行動を少しでも多く行なっていくことで、相手からの信頼と賞賛、尊敬を勝ち取り、復縁していくのが基本的な流れです。
しかしながら、この「加点」を目指す行動は、復縁が第2段階に入ってからのものなのかな、とも最近はよく思います。
良い流れができていても、焦りや不安が失敗につながってしまう
私がとくに気になるのは、加点を狙おうとして逆に、「失点」が目立つ人もとても多いということです。
というか、加点の段階に入る前に、失点をしすぎて、どうにもならなくなるというか、加点できていても、そのチャンスを広げる前に、失点を重ねてしまい、後半戦が極めて難しくなってしまうということです。
失点を少なくしながら、加点をしていけば、復縁のルートは非常に近かったりするんです。
ですから、単純に言えば、余計な失点行動、無駄な失点行動をできるだけせずに、ただ効果的な行動だけを行なっていけば良いのですが。。
そこをやっぱり、
- 不安
- 嫉妬
- 寂しさ
- 苛立ち
- 悲しみ
といった負の感情にさらされてしまい、そしてそれをコントロールしきれず、元彼(元カノ)を問い詰めたり、泣きわめいたり、何度も連絡したりなどしてしまい「重い!」と思われてしまう。そしてそれが負担になって相手の気持ちが余計に離れていく。。。
そういった悪循環が何度か続いた結果、せっかく復縁できたかもしれない関係が、ダメになってしまう。。
私はもう、こういった例を何百回みてきたでしょうか。。
本当に悲しいですし、残念でなりません。
もちろん、私の指導不足がなせる結果です。
反省し、さらに精進したいと思います。
あなたの心の中の 「かまってちゃん」がでてくると、失点に繋がってしまう
しかし、この負の感情のコントロールは、本当に難しいですね。
私のもとには、
- 良い返事が無いと分かっているのに、連絡したくて我慢できない
- 今カノ(今彼)のことを詮索したら嫌がられるのに、つい口からでてしまう
- 自分は過去の存在と分かっているのに、それを言われると傷ついてしまう
- 距離を置かれているのに、会ったらなんとかなるんじゃないかと根拠なく思っている
このような過ちを行動に移し、そして失敗し、後悔してしまう、、という方がとてもとても多いです^^;
しかも、私が「これはやめてくださいね」と言っても「やまとさんにさんざん言われていたのに、やってしまいました」というように、分かっていながらもついついやってしまいがちなのです。
というよりも、むしろ中毒的になっているんですね。
元彼(元カノ)からの反応、つまり刺激が欲しくて欲しくて、たまらないわけです。
刺激を求めて、禁断症状が出ているということですね。
「何も刺激がないぐらいなら、一時的にでも元彼(元カノ)に構ってもらいたい!」
そう思ってしまうわけです。
「かまってちゃん」精神は、そもそも人間に備わった安全装置
そもそも、人にはそういう本能が備わっています。
赤ちゃんが大泣きしていたら正直、イラッときちゃう人はいないでしょうか。
赤ちゃんは、それがどういう状況かは気にせず、とにかく泣き叫んで、気を引こうとします。
当然です。
赤ちゃんは自分では何もできないわけですから、とにかく、人の注意を引いて、構ってもらわないと、死んでしまいます。
「相手にしてもらいたい」「とにかく構ってもらいたい」というのは、ヒトの本能なのです。
ですから、好きな女の子に意地悪をしてしまう男子というのは、あれは本能的なものなのです。
「無関心であるぐらいなら、むしろ嫌われる方がマシ」
つい発作的にそう考えるのが人間なのです。
- 「興味を持たれない」
- 「自分自身に関心を持たれない」
こういう思いを、死ぬほど惨めに感じるのが、人間なのです。
不良が非行に走るのも、同じことです。親や社会に、関心を持たれたい現れなのです。
興味を持たれないということは、
- 自分が無価値な存在
- 世の中に必要とされているのかわからない存在
- なんのために生きているのか、全くわからない
と、思い込んでしまい、どんどん構ってほしくなってしまうのです。
これが恋愛において、負の感情が湧き上がり、加点すべきであるにもかかわらず、ひたすら失点を重ねてしまう原因なのです。
復縁への焦りは、復縁したいからだけではない
では、失点を重ねないために、どうすれば良いのでしょうか。
まず失点を重ねたくなる焦りは、復縁とは関係ない感情だということに気づいてください。
これまで見てきたように、失点を重ね、焦ってしまうのは、復縁をしたくてたまらないからというよりは、本能的な心の動揺にあるのです。
ようは、メンタルコントロールの問題なのです。
復縁したいから焦っているわけではないのです。
- 自分の価値がなくなる
- 自分が見放される
- 自分が捨てられる
ということに対する恐怖なのです。
誰も、自分が無価値だとは思いたくないわけです。
自分の存在には意味があり、自分は大切にされ、自分らしく生きたい。
そう思っているんです。
彼女(彼氏)という存在が、あなたを勇気づけている
しかし、ではなぜ、無価値だと思ってしまうのでしょうか。
その理由は簡単です。
「自分の価値」を恋愛に置き、そして元彼(元カノ)の存在によって、確認しているからです。
ようは、元彼(元カノ)の存在を通して、元彼(元カノ)を自分の鏡として見て、自分の存在を確認しているということです。
元彼の存在、元カノの存在が、自分に自信をもたらし、自分を位置づけ、自分らしくしてくれている、そう感じているのです。
つまり、自分を支える柱を、自分が立てているのではなく、元彼(元カノ)に立ててもらっているのです。
自分の心の柱であるにもかかわらず!
その柱が無くなったら、そりゃ、動揺すると思います。
自分の一部のように、彼・彼女を考えて、支えとしていたわけですから。
その柱がなくなったら、自分が自分で無くなってしまいます。
自分を確立していた「確かなもの」が崩れ落ちるのですから。
それが、自信の喪失であり、同様であり、相手に固執してしまう原因につながっているのです。
自分のために生きるのか? 他人のために生きるのか?
じゃあ、その状態からどうやって脱すれば良いのか。
一番大事なのは、元彼(元カノ)がいるから、自分がいるのではないと考えることです。
自分の人生であって、彼・彼女のために生きる人生ではありません。
彼・彼女のために自分を犠牲にしても、何も生まれません。ただ、犠牲となって、そして勝手に「裏切られた」と感じて、捨てられて、おしまいです^^;
「尽くす」ということは、良いことのように思われますが、結局は自分に自信がなく、相手を自分の柱のようにして依存しているということでもあります。
ですから、相手のために生きても、それは相手にとって負担になります。
恋愛関係というのは、もちろん、ある種の依存、共存、共生ではあるのですが、すっかり寄りかかってしまってはいけません。
というよりも、自分の人生を相手に委ねるのは、非常にもったいないことです。
せっかく、自分が舵取りできる「自分の人生」を天から与えられたのですから。
自分のために人生を使わなければ、きっと後悔することになります。
そして、他人のために時間を使い、その結果、振られてしまっては、どうにもやってられません。
「他人のため」は結局、「自分のため」
彼(彼女)を大切にすることはとても大事です。おろそかにすれば良いというわけではないです。もちろん。
しかし、「元彼(元カノ)のため」「お金のため」「家族のため」と頑張るあなたに、必ずしも報いがあるわけではありません。
「こんなに頑張っているのに、分かってくれない」
こう思い始めたら、危険です。
彼(彼女)には振られるし、お金は貯まらないし、家族はあなたに小言を言う。
「一体、なんのために頑張っているのだろう」
こう思ってしまいます。
しかし、根本から間違っているのです。
他人は、他人なのです。他人のために生きることで、自分に何か報いがあると思うのが間違いです。
報いがあると思ってする行動は、善意ではないですよね。
結局は、自分の見返りを期待して行動しているわけです。
そういう考えは、結局、言い方は悪いですが、ずるいのです。
余計なことを言ってしまったり、復縁を迫ったり、何度も連絡してしまったり。
こういう行動は、「あれだけ愛してあげたのに、なんでその見返りをくれないの」というずるさが形になって現れてしまっているのです。
紋切り型のアドバイスもできますが(笑)、本当に役に立つアドバイスをさせていただきます
では、この感情をどうすれば良いのか?
実は、すでに、ここまでこの文章を読まれた方は、読むことで自然と自分の行動を振り返り、再認識が進んできていますので、多少はマシになっています。
しかし、いざ、元彼(元カノ)のことが気にかかると、居ても立っても居られなくなるかもしれません。
そんな場合の対処法ですが、一般的には、恋愛以外の目標を立てて、恋愛以外のことにも興味を持ちましょう!
ということになるかと思います。
私も、そういうアドバイスをよくさせていただきます。
しかし、重度の問題を抱えている方の場合は、このアドバイスが入っていきません(笑)
きまって皆さん、こうおっしゃいます。
- 「そう言われても、やりたいことが見つかりません!」
- 「彼(彼女)のことで頭がいっぱいで、他のことが考えられません!」
ですから、こんな方も多いので、今回は少し違うアドバイスをさせていただきます。
あなたの不安の正体は、復縁における計画性のなさにある
といっても、至極真っ当なものです。
それは、
「復縁の計画を立てよう」というものです。
ありふれていてすみませんが、結局、焦りや不安というのは、漠然とした、
- 「どうすれば良いのかわからない」
- 「何かしていないと怖い」
という、あいまいな気持ちです。
なぜあいまいな気持ちだと不安になるのか。
それは、答えが見えていないからです。
何が起きているのかわからない。どうしたら良いのかわからない。
こういう状態だと、人はどんどん余計な妄想を膨らませていってしまい、勝手に不安を助長させていきます。
これは復縁においても同じです。
相手と離れて、いつ相手から連絡が来るかわからないし、いま相手がどうしているのかもわからない。
わからないことだらけで不安が増し、居てもたってもいられず、慌てて連絡をしてしまったり、かまってちゃんになってしまうのです。
であれば、どうすれば不安が解消するのか。。
それは復縁のために計画を立てることです。
受験のときなどでもそうですよね。
受験に対する不安をかき消すには、結局、ちゃんと勉強をするしかないのです。
それは復縁においても同じです。
復縁に対する不安は、復縁に対する勉強をすることでしか、解消できません。
となれば、やることは一つ。
復縁の計画を立てて、その目標に向かってコツコツと努力をすることしかないのです。
ポイントは、闇雲に復縁を目指そうとしないことです。
それだったら結局、ただむやみに失点を重ねてしまっているのと同じことです。
ちゃんと計画を立ててこそ、やっと不安は和らぐのです。
目標を立て、そこに向かう気力こそが、前向きに考えるための気力になるからです。
ですから、もし不安感などから、どうしても失点を重ねてしまいそうなときは、闇雲に動くのではなく、しっかりと計画を立てて、復縁に向き合いましょう。
私の無料メルマガに申し込まれたら「復縁計画シート」というものが付録としてついてきます。
そのシートを使って、ぜひ1から計画を立ててみてください^^