“尽くす”行動は報われない? 見返りを求めるつもりはなくても、つい態度に出るかも

復縁のために尽くすべきか

復縁のために尽くすべきか

復縁のご相談に毎日、乗らせていただいていますが、皆さん、本当に元彼・元カノさんに尽くしていらっしゃいます。

 

何を隠そう、私もそうでした。

私の場合は、復縁したあとでしたが、彼女にかなり尽くしました^^;

もともと尽くすタイプの性格ではあるのですが、彼女にもう一度フラれるのではないかということを恐れ、さらに尽くしてしまっていたのです。

 

しかし、皆さん、そんなに一生懸命尽くして、それで良いのでしょうか?

それで本当に復縁できるのでしょうか?

今回、そういった観点からお話を進めていきたいと思います。

 

尽くせば報われるのか?

こんにちは!

復縁アドバイザーのやまとです。

 

さて、復縁を志すあなた、元彼・元カノに尽くしていませんか?

 

別れてしまった今でも

  • 車ででかける元彼(元カノ)のアッシーになっている
  • 愚痴の聞き役になっている
  • 勉強などを手伝っている
  • お金を貸している

など、涙ぐましいまでに、元彼・元カノにいいように扱われてしまっている方がいらっしゃいます。

愚痴の聞き役や、毎日お弁当を作っているといったものはまだ微笑ましいですが、「あれ買ってきて、これ買ってきて」とか「お金貸して」とかにまで付き合っている方もいて、私はもうそういった相手とは縁を切るように勧めています^^;

 

なぜこんなにも尽くしてしまうのでしょうか?

  • 断ると復縁できない
  • 尽くすことで気を引きたい
  • 尽くしているうちに、いつか復縁できるのでは? と考えてしまう

おそらくこんなところではないでしょうか。

 

私も、復縁したてのころにありましたが、彼女の言うことに対して、断れないんですね。

ノーと言った時に、彼女が嫌そうな顔をしたり、がっかりしたりするじゃないですか。

そういう顔を見ると「やべえ、俺また振られるかも?」と一瞬、頭によぎっちゃうわけです。

 

なので「断っちゃダメだ」と思って、なんでも言うことを聞いちゃうんですね^^;

本当に彼女の顔色を伺っていました。そして、言いなりに(笑)

 

しかし、こういう関係って、絶対うまくいかないんですよね。

それはなぜだと思われますか?

 

見返りを求めない、無償の愛は成立するのか

無償の愛では成長しない

恋愛関係って、ある程度の上下関係があっても、基本的にはお互いに平等じゃないと成立しません。不平等だと、どちらかに不満が出て、うまくいかなくなりますから。

基本的にはリーダーとサブリーダーのような関係になっていると思います。

たとえば、日常のことを決めるのは彼女で、大事な決断は彼氏、とか。

彼氏がいろいろと出した意見に、彼女が結論を決める、など、当たり前ですが夫婦関係は民主的でないといけません。独裁政権だと、絶対に不満が出ます^^

 

なぜ言いなりになるとよくないのか、ですが、普通、相手の言うことを聞けば、ギブ&テイクですから「その代わりこちらの条件もきいてもらう」という風に話が進むべきですよね。

私は、恋愛関係はギブ&テイクだと思っています。

詳しくは下記の記事をご参照ください。

愛とは見返りを求めないもの? 恋愛は「ギブアンドテイク」か「ギブアンドギブ」か?

 

やってあげたことに対して、見返りを求めることはとても大事だと思っているんですね。

真実の愛は「見返りを求めない愛だ(=無償の愛)」という人もいますが、常人では絶対にそれは無理です(笑)

 

見返りを求めない愛は、人を成長させない?

また「愛とは見返りを求めないもの? 恋愛は「ギブアンドテイク」か「ギブアンドギブ」か?」でも書かせていただきましたが、見返りを求めないことには大きな問題があるのです。

簡単に言えば、相手が成長しないということです。

相手がいつまでも、あなたに頼りきりになって、自立しなくなってしまうわけです。

自立してもらうためにも、見返りを求めることが大事なのです。

 

しかし、いまのあなたはただ、見返りを求めずに、尽くしています。

いや、本当は「復縁」という見返りを求めているのですが、それを押し殺しながら、ひたすら尽くしているわけです。

いつか「復縁」ができるのではないか、と。

 

ですが、その「いつか」は、やってくるのでしょうか?

 

尽くしても、見返りはない

普通は、見返りを求めずに行動すれば「相手はいずれお返しをしてくれる」と思いますよね。(厳密に言えば、見返りを求めているわけですが、表面的に見返りを求めないという意味です)

だから、尽くしてしまうわけです。

しかし、これがなんと恐ろしいことに、いくら尽くしたところで、見返りを求めても返ってこない場合があるんです。

それが問題なのです。

 

別れたにもかかわらず、あなたに色々なことを求めてくる相手の場合は「甘え癖」のついた方です。

こういった甘え癖のある人は、人に対して遠慮なく甘えてしまうところがあります。

ですので、あなたがいくら尽くしたところで、その見返りはやってきません。

にもかかわらず、必死で尽くしてしまっては、意味なく疲れるだけなのです。

 

また、あなたの弱い立場を利用して、それを理由にこき使っている場合もあります。

そのほかにも、もっともっと尽くしてくれたら、復縁を考えてもよい、と考えている場合もあります。

 

しかし、その「いつか」はやってきません。

 

なぜなら、先に述べた「甘え癖」もありますし、相手がそもそも、あなたの存在を重要視していない以上、むしろあなたに対して「構ってあげている」=相手こそ「あなたに対して尽くしている」と考えている場合があるのです。

これは恐ろしいことですね。

あなたが尽くしているつもりなのに、むしろ相手の方が「あなたに付き合ってあげている」と感じているかもしれないということです。

見返りを求め、甘えすぎ

フラれたのに「見返り」は、望みすぎ

ですから、はっきり言ってこういったことは全く生産性がありません。

あなたがいくら尽くしたところで、相手は感謝していませんし、あなたの立場上、感謝を求めるものではありません。

感謝を求めてしまうぐらいなら、尽くすべきではありません。

尽くすことで、相手から見返りがもらえるのではないか、好きになってもらえるのではないか、と考えてしまうあなたの思考も問題があります。

 

別れてしまった相手に対して、大きなテイク、つまり

  • 優しい言葉をかけてもらう
  • 甘えさせてもらう
  • 感謝してもらう
  • 復縁してもらう

といった行為は、求めすぎです。

 

あなたたちはもうすでに別れてしまっているわけですから、関係の修復を行おうとするには、あなたが相手に気を遣っても、相手があなたに気を使う必要はないのですから。

 

ですから、あなたが見返りを求めたい、と思ってしまうようなことは、相手に対してすべきではないのです。

なぜなら、下手をすれば、あなたが尽くしているどころか、相手こそあなたに尽くしてあげている=サービスとして会ってあげている、とさえ思っているかもしれないのですから。

 

できることを、できる範囲ですることの方が、立派なこと

じゃあどうすれば良いのか、ということですが、これは簡単です。

単に、あなたのできる範囲のことをすれば良いのです。

 

「”あなたのできる範囲”が、自分でどの範囲の程度か把握できており、そしてそれを相手にも伝えることができる」という能力は、人として非常に優れた能力です。

 

その能力を発揮し、元彼・元カノに見せる方が、説得力があり、自立し、尊敬できるあなたをアピールできるのです。

普通は、なんでもかんでも尽くして、相手のために行動すべきだと思いがちですが、自分はここまでのことができ、こういったことならできる、と伝え、合わせて、これはできない、ということも判断できる人の方が、素晴らしい人間なのです。

 

そして、先に述べましたように尽くしてばかりでは、相手が成長しないという問題もあります。

ですから、自分にできることを伝えると同時に、相手に対しても「こういったことはどうか」といったことを提案してあげられるような関係こそ、本当は理想的なものです。

 

尽くす行為は安易。本当に相手のためを思った行動をしよう

よく、恋愛関係では相手に対して「どれだけ自分が相手を愛しているか」を伝えることが大事だと言われます。

もちろん、これも大事ではあるのですが、それよりも大事なのは、実際の行動です。

行動で示すべきです。

ただ尽くすというのは、それこそ、安易です。

相手のいいなりであれば、なんでもうまくいくわけではありません。

 

相手のいいなりである以上、相手を上回ることができません。

相手を超えることができませんから、あなたも成長できません。

自分にできることを理解し、そしてお互いにとってどういうことがより良い関係につながるのかを提案していく力こそ、復縁するために求められている本当の力です。

 

愛しているよ、相手のいいなりになるよ、ではなく、愛しているなら、それを行動で示し、本気の心でぶつかってください。

ただ単に、相手に尽くしていればいい、愛していると言葉で伝えればいい、では、終わらさないでください^^