固定観念というものがすれ違いを呼ぶ時もあります。
あなたも交際期間中に、彼氏(彼女)と
どうしても意見が合わなかったときがありませんでしたか?
今回はそんなときのためのお話です。
知らず知らずに洗脳されているんです
我々は知らず知らずのうちに、
テレビやら本やら、親の育て方や、学校教育などで、
ありとあらゆる固定観念が埋め込まれています。
お気づきでしょうか?
たとえば、大事なことでは
「食べる前には『いただきます』と言いましょう」とか、
「病院では静かにしましょう」とかそういった一般常識ですよね。
そのほかにも、
関東はうどんの出汁が黒いですが、関西では透明が当たり前、
といった地域に根ざすものもあります。
家庭内でも、この椅子はお父さんの席と決まっていたり、
そういうルールがありますよね。
よく分からないなあ、と私がよく思うのはネクタイですね。
首の前をブラリと垂れ下げて、これが正装というのがなんだか不思議です(笑)
役に立たないですよね。
このように、なんだか分からないものまで含めて、
社会で生きる上でのさまざまなルールがあり、
これを無意識のうちに受け入れている状態を、
心理学的には社会的洗脳と言います。
「これはこうするモノ」という決まりごとに染まっていて、
それをそのとおりしないと何だかキモチワルイ状態。
よく言えば習慣なんですが、
これが悪い方に染まっている場合はとくに
“洗脳”という言葉を使ったりもします。
私は関西人ですが、肉じゃがに豚肉が使われているのが信じられません(笑)
関西では絶対に牛肉ですから。
「関西では牛肉」・・・こういう固定観念が社会的洗脳なんですね。
実は流行も洗脳の一環?
ただ、この程度のことであれば、
あなたの人生にとっても何も影響ありませんよね。
もう少し広く考えてみますと、たとえば流行のファッションもあります。
トレンカやら、サルエルパンツやら、ローライズデニムやら、
ロンパースやらいろいろな流行のキーワードがありますけど
「あの格好はダサい」「流行遅れ」などというファッションの見方も、
ときとしてテレビなどに洗脳されすぎている場合があります。
細眉ブームとか、そういうものですよね。
そして、こういった社会的洗脳が
恋愛にまで悪影響を及ぼしている場合があります。
みんなが楽しむクリスマスでさえも意見が異なるもの
たとえば知り合いの女性の話ですが、
クリスマスのことで、彼氏と別れたそうです。
その方は敬虔なクリスチャンなんですが、プロテスタントなんですね。
西欧のキリスト教の宗派には大きく分けて
カトリックとプロテスタントがあります。
カトリックはよく映画で観るように、
クリスマスを盛大に祝うのですが、
プロテスタントはパーティなどせず慎まやかに祝います。
もちろん、各家庭によってさまざまでしょうが。
日本ではクリスマスときくと
「早く恋人を見つけなくては!」などと考え、
何だか最高にラブラブに過ごさなければいけないような
イメージがありますよね^^;
しかし、よく考えてみるとこれもおかしな話です。
本来はキリストの生誕を祝う日ですし、そもそも日本は神道、仏教の国です。
元旦には同じ足で神社に行きます。
にもかかわらず、なぜかクリスマスは恋人と過ごす日で、
相手がいなかったらヤケ酒、みたいに考えてしまいがちです。
不思議な話ですね。
このように、クリスマスだけの話でも結構、考え方に隔たりがあります。
私も実はクリスマスや元旦など、そういったイベントごとに関心がありません(笑)
ですからもし、例えば彼女がクリスマスをとても大事に考えていたら、
そこに隔たりが生じますよね。
問題というのはとくに“自分(相手)が大事だと思っているのに、
相手(自分)がとても軽く考えている”ときに発生しやすいです。
まとめ
ですので、今回のこの話で注意しなければならないのは、
- 自分の固定観念で、相手を自分の型に無理矢理ハメようとしていないか
- 相手が大事に考えていることを、軽視していないか
という二つの点です。
大事なのは、自分が自分で思っている以上に、
意外なところで変な“こだわり”をもってしまっていることに、
気づく必要があるということです。
そしてそれに自分が気がつかなかったために、
元彼(元カノ)と分かり合えなかったのかもしれない、
ということです。
この機会に自分を見つめ直し、
知らずに元彼(元カノ)を苦しめているところはなかったか、
よく考えてみられると良いかもしれませんね。