恋するメカニズムーー人はどのようにして恋に落ちるのでしょうか

恋のメカニズム

恋するメカニズムとはどんなものでしょうか。

人がなぜ恋に落ちるのか、どうして恋に落ちるのか。

実はそれは科学でも証明されつつあります。

 

今回はその恋するメカニズムについてお話ししたいと思います。

 

恋とは、脳内が好きな人でいっぱいになってしまうこと

人間が物を記憶するときって、どんなときだかご存知でしょうか。

 

脳にはシナプスという伝達回路があることをご存知の方は多いと思います。

 

たとえば「ドラえもん」という単語をきいた時に、

パッと頭にあのドラえもんが浮かびますよね。

これは言葉に反応して、脳の中で神経物質のシナプスが

その映像を浮かび上がらせているわけです。

 

学生時代にあなたは、英単語を覚えるために

単語帳などを使われたかと思いますが

「喉元まで思い出しかかっているのに思い出せない」ということがありましたよね。

 

あれは、その単語とその意味をつなげるシナプスが弱すぎるために、

うまく経路が進んでいないために生じています。

 

恋愛についても同じことが言えます。

 

好きな人がいるとしますよね。

その好きな人に対するシナプスの経路というのは

もう脳内で蜘蛛の巣のように張り巡らされているのです。

 

「好きな人」という言葉をきくだけで、

すぐに彼(彼女)の顔が脳に浮かびます。

 

ことあるごとに

「今ごろあの人は何をしているかな?」

「こんなとき、あの人だったらどう考えるかな?」

などと、用もないのに結びつけてしまって、

好きな人のことで頭が一杯の状態になります。

 

これがまさに恋ですよね。

 

つまり、どういう状態が恋なのかといいますと、

脳内に好きな人へのネットワークがいっぱいになった状態のことです。

 

例えば、逆のパターンもありますよね。

嫌いな人でも、ことあるごとにチラついて、嫌な思いをしてしまうときが。

嫌いだという気持ちのネットワークに張り巡らされているので、

ちょっとしたきっかけで思い出せるようになってしまっているのです。

 

要するに、好きになるにも嫌いになるにも

“すぐに思い出してしまう”ことが重要なわけです。

 

相手があなたのことを、すぐに思い出してしまうようなら、

それはもう好きになっている(嫌いなイメージでない限り^^;)ということなのです。

 

好きになってもらうには、単に何度も思い出してもらえればいい

ではどうすればいいのでしょうか。

 

つまり、好きな人に、頻繁にあなたのことを思い出してもらえればいいのです。

単語を覚える時に、単語帳を何度も見返しましたよね。その要領です。

 

何度も思い出してもらえれば、その分、

脳の中のネットワークがどんどん強固になっていき、

それこそ、嫌いな人でも思い出してしまうように、

本人が望む望まないに関わらず、あなたを意識してしまうようになるのです。

 

ですから、相手に恋をさせるためには、

めちゃくちゃカッコイイ!(美人!)だとか、とても優しい! 誠実!

といったことよりも、“とにかく印象に残っている”

ということの方が、よほど重要だということです。

 

思い出してもらうために取り組むべきこと

付き合っていた頃のことを思い出してみてください。

思い出すことは些細なことばかりではありませんか?

 

デートのときに彼女が髪をかきあげた仕草、

自分の真横に車が通った時に彼が支えてくれたこと、

こういった些細な記憶が意外と鮮明に残っているものです。

 

従って、復縁に際しては、例えば復縁メールや電話の時に、

相手にとっても何か印象に残っていそうな思い出話をさりげなく盛り込みましょう。

 

露骨にやると、気持ちを誘導しようとしていることがバレてしまいますので、

あくまでさりげなく。

 

そうすることで、自然と元彼(元カノ)は

あなたのことを思い出しやすくなります。

 

とくに、匂いは効果的です。

あなたが使っていた香水や洗剤の匂いは、

ときには相手を混乱させるぐらい、虜にさせてしまうかもしれません。

ぜひ効果的に使ってみてください。