デートのドタキャン! でも実はこれがチャンスなんです

デートを風邪でドタキャンされた

復縁にうまくこぎつけて、デートの約束までできたのに

「風邪だから」とドタキャンされた。

せっかくうまくいっていたのに、何てゲンが悪いのだろう。

いや、本当に風邪なんだろうか?

 

うまく復縁が進んでいたときほど、落とし穴があるものです。

突然のキャンセルには驚きと戸惑いが隠せません。

しかし、物は考えようなのです。

実はこのような絶体絶命のときにこそ、チャンスがあるものです。

 

「一体どんなチャンスが?」

続きは本編で。

 

ドタキャンは本当に気分が落ち込みますよね

せっかく会う約束を取り付けたのに、

その約束が土壇場でキャンセルされてしまった。

 

こういった出来事も、少なからずあります。

そういった方からメールをいただくことがしばしばありますが、

皆さんの落胆ぶりはいつも半端ではないですね。

 

よくあるのが「風邪を引いてしまったので、会えない」と

キャンセルされてしまうというもの。

 

どうしてもそこで、うがった見方をしてしまい

  • 「本当に風邪なのか?」
  • 「土壇場になって会うのが嫌になったのではないのか?」
  • 「そもそも、ろくに会う気もなかったくせに、暇つぶし程度に約束をとりつけられたのではないか?」

 

などと、想像の翼というものは凄まじいもので、

どんどんとネガティブな方へと思考を巡らせてしまいます。

 

その気持ちも分からないでもありません。

 

私も昔、付き合うか付き合わないか微妙な段階の女の子と

デートの約束を取り付けたとき、

当日になって「風邪」でキャンセルされた経験があります。

このときは落胆しましたね。

 

それこそ「本当に風邪だったのか」、

「直前になって嫌になったんじゃないか」と

嫌な考えが頭を離れませんでしたし

「デートではこんな話をしよう」、「あの店でご飯を食べよう」などと

勢い勇んで計画を立てていましたから、

それが全てご破算になったわけで、

日が暮れるまでずっとブルーな気分が離れませんでした。

 

結果的に、「急にごめんね」といった内容の夜に電話をくれて、

私の機嫌も回復したのですが。

 

まだ今でこそ携帯電話は“かけ放題”とかですが、

当時は携帯電話代もバカになりませんでしたから、

わざわざ電話をくれるなんて本当に嬉しかったです。

 

さて、本当にくだらない話ですみません。

いずれにせよ、デートのキャンセルは本当に辛いです。

 

本当のキャンセル理由なんて、気にしなくて良いんです

私への相談メールでよく頂くのは「本当に風邪だと思いますか」というものです。

「もし風邪じゃなければ、私のことが嫌になったから会わなくなったのではないでしょうか」

 

というご相談です。

 

結論から申し上げますと、

本当に風邪だったのかどうかなんて、分かりませんよね、ええ。

私のデートの例を出しましたが、

当時は私も「本当に風邪だったんだ、ホッ」と安堵したものですが、

いまから思い返せば「どっちとも取れるな」と思ってしまいます。

 

初めてか2度目か忘れましたが、

それぐらい初期のデートの約束でしたし、私もフラフラした人間でしたから、

いま思い返せば、もしかしたらあの時、嘘をつかれていたのかなあ、

などと今更ながらふと、思い返すことがあります。

 

つまり、それぐらい、何とも言えないことなんですよね。

 

ただ大事なのは、結局「本当に風邪なのか」、

「それとも嘘なのか」ということはどちらであっても

大した事ではない、ということです。

 

もし本当に風邪だろうが、風邪でなかろうが、

どちらにせよ、今回は会えなかった、というだけのことです。

 

「嘘をついてまでキャンセルされたからもうダメだ、嫌われているんだ」

などと思わなくて良いんです。

 

たとえ嘘でドタキャンしていようが、また会えます。これには理由があります。

しかもむしろ、これはあなたの株を上げるチャンスでもあるのですよ!

 

チャンス!

「やまとさん、この状況のどこが一体チャンスだと言うのですか!」

そういった声がいまにも聴こえてきそうです。

 

ですが、これはまぎれもなくチャンスなのです。

 

さて、世の中には“潜在的な貸し借り”というものがあります。

もし、あなたが誰かに助けてもらったら、

無意識的に「何かお返しをしなくちゃな」と思ってしまうものです。

 

これを“返報性の法則”と言います。

有名な心理学用語ですので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

たとえば、ファッションブティックに入ったときに、

店員さんが服について色々と説明をしてくれますよね。

そのとき「ここまでしてもらったんだから、買わないと悪いな」と

思った経験がおありの方も多いと思います。

 

あとは、試食販売しているリンゴを食べたら、

そのリンゴを買わなければいけないような気がする、といったような場合です。

 

このように、人にしてもらった施しに対する罪悪感から

「お返しをしなければ」と思うことを返報性の法則と言うのです。

 

ですから、何かしてあげたこと、つまり何かを相手に与えたとき、

与えられた側は罪悪感から、あなたにお返しをしてくれるわけです。

 

この法則が、今回の例でも働きます。

つまり、交際相手はあなたとの約束をキャンセルをした。

この時点であなたに借りができます。

あなたはこの借りを堂々と受け取れるわけです。

この借りを返してもらうチャンスが、また次の機会に生じたわけです。

 

たとえ風邪でのキャンセルではなく、

嘘をつかれてキャンセルしていた場合でも、

基本的には土壇場になってためらいが生じたからキャンセルをしただけのことです。

 

一時的にはためらっても、あなたへの罪悪感が生じますから、

返報性の法則によって結局、あなたと会うことになります。

 

もちろん、必ず返ってくるわけではありません。

むしろ、これは催促すればするほど、相手はうっとおしいと思って

借りの気持ちがなくなってしまいます。

「うっとおしい」という事実で借りが相殺されてしまうからです。

 

ですから、相手には見返りを求めてはなりません。

約束をキャンセルされたとき「じゃあこれ、一つ貸しね」などと

あなたから駆け引きを持ち込んだりしてはならないのです。

 

このときの傲慢な態度で、すでに相手は借りを清算しようとしかねないからです。

また「本当に風邪なの?」などと問いただすことはとくにいけません。

せっかくのチャンスがふいになってしまいます。

 

従って、あなたは粛々とこのキャンセルを受け入れることが大事です。

「全然気にしてないよ〜(*゚▽゚)ノ また誘うね〜o(*^▽^*)o~♪」

これぐらい軽い調子で許してあげたとき、相手は心底、ほっとすると思います。

それが本当に風邪であればもちろん、嘘をついていたときだって、

嘘をついたという罪悪感がありますからね。

 

あなたの心が広ければ広いほど、相手はあなたに感心し、見直します。

 

あなたもご経験がおありではないでしょうか。

友達との約束をすっぽかしてしまったとき、

友達がそれを快く許してくれて、本当に嬉しく、友達を尊敬した経験が。

 

恩着せがましくなく、爽やかな態度であればあるほど、

見返りを求めない態度であればあるほど、返報性の法則が強く働きます。

あなたの態度が寛大であればあるほど、

相手はより一層、心苦しくなってしまうからです。

一時的に、あなたと会うことにためらいがあったとしても、

あなたの心の広さで、そのためらいも消えて行くはずです。

 

ですから一見、キャンセルされてしまったことは

不幸なことではありますが、ここは気持ちを切り替えて、

返報性の法則に期待し、快く相手のキャンセルを受け入れましょう。

 

そして待ってください。

いつか見事な形で、復縁という素晴らしいお返しがくることを。