心理学を使った、肯定的なコミュニケーションを行うトレーニング 〜前向きなアプローチの仕方〜

円滑なコミュニケーションの言葉を

否定的な言葉を使うか、肯定的な言葉を使うか

復縁に到るまでには、数々の否定的なワードが飛び交います。

  • 「あなたのせいだ」
  • 「こんなはずじゃなかった」
  • 「許せない」

などなど。

 

関係性がすでに悪化していますから、お互いの中でポジティブな言葉が出てこない。

ポジティブな言葉が出てこない以上、ポジティブな関係には戻らない^^;

 

当たり前のことではありますが、頭ではわかっていても、できません(笑)

 

やっぱり、プライドもありますし、どう言っていいのかわからない部分もあると思います。

 

しかし、復縁においては「肯定的な言葉」が、ものすごく重要なんです。

それだけで、局面をひっくり返せるだけの力があります。

 

正確に言えば、肯定的な言葉を使おうと思うあなたのマインドが大事です。

つい、否定的になりがちなときに、どれだけ肯定的なパワーで、相手を切り返せるか、ということですね。

 

そのための後押しとなる「ある言葉」がありますので、ご紹介いたします。

 

「だから」という言葉

こんにちは、復縁アドバイザーのやまとです。

 

円滑なコミュニケーションの言葉。

 

「だから」。

 

この言葉の見事な点は“相手を肯定しつつ、自分の意見を通せる”というところにあります。

 

復縁のアプローチの際に、あなたを否定しにかかっている相手の言葉を受け止めつつ、切り返すことができます。

このテクニックは使わないわけにはいきません。

 

性能の良いコピー機の売り方

私が以前読んだビジネス本で、面白いことが書いてありました。

営業の本なのですが、お客さんに断られたときに、「だから」で切り返すのだと。

 

どういうことなのか具体的に見ていきましょう。

まずある商品で、営業にかけますよね。コピー機を売るとします。

 

 

「うちはそんなにコピーする機会がないから、そんなに性能の良いコピー機はいらないよ」

 

このときの切り返しとしては、

 

「でも、だとしたら、いざコピーするときは大事な場面ということですよね。

でしたら良いコピー機をお使いの方が良いですよ」

 

が普通ですよね。

では今回、「だから」を使ってみましょう。

 

「だから、ですよ。いざコピーするときは大事な場面ということですよね。

でしたら良いコピー機をお使いの方が良いですよ」

 

何となくニュアンスがお分かりになりますでしょうか。

「でも」で返されたら、自分の意見が否定されたような気がして、お客さんも気分を害します。

同じ場面でも「だから」で返されることで「自分は間違ってなかった」 、そしてその延長線上に、コピー機がある。「“だから”コピー機が必要なんだ!」

 

そんな錯覚を起こす言葉なのです。

言い換えれば「だから」は「力強い肯定の言葉」なんですよね。

 

大事なのは、肯定的なコミュニケーションを心がけること

面白いのが、 だから、の接続内容に意味が繋がってなくても良いそうです。

「御社のコピー機はよく壊れるってきくけど」

「だから、大丈夫なんです。メンテナンスは年100万円しかかかりません。

綿密なメンテナンスを行っています」

 

「だから」という言葉の肯定感で乗り切るというわけです。

もちろん「何がだからだよ!」と言われかねませんから、用途はほどほどにしまして(笑)

 

結局私が何を伝えたいのかと言いますと、相手の言葉に対して否定の言葉で返さないということですね。

 

「あなたがあのときああしたから」

そう言われたときは 「でも、あれは君のためを思って云々」 ではなく、「だからこそ、君のためにしたことなんだ」

こういう風に、肯定の言葉でつなぎましょう。

 

何となく「でもね」と言いたくなっちゃうのですが、そこをうまく肯定的な感情でつなぎまして、相手を上手に説得するんです。

もともとビジネス本に書いてあったテクニックですから、お仕事でも使えると思います。

日常的に肯定的に物事捉える訓練にもなりますから、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。