我慢してまで復縁すべき?
元彼の暴言を我慢したり、元カノからのモラルハラスメントに耐えながら復縁している人から、多くの相談をいただきます。
どうなんですかね。。
もちろん「復縁したい」というお気持ちを尊重したいですが、モラハラに耐えてまで復縁すべきでしょうか。
ご自分を大切にしていただきたいところですね^^;
ダメ男と復縁したい女の子たち
付き合っているときって、相手に合わせて我慢することだってありましたよね。最たるものとしてはお金があります。よくあるケースでは、元彼が借金癖のある人で、その借金を彼女が返していたというケース。
しかし、彼女も「こんな関係で良いのだろうか」と辛くなってきますよね。
そして彼氏に苦言を呈します。
すると彼氏、彼女がお金を出さなくなった途端に、別れを告げてきたりします。
ひどい関係ですね。
私も、こういった相談を受けた場合「本当に復縁を目指さなければなりませんか?」と言ったりしますが^^;
まあ、彼のことが好きなら、どうしようもないですよね。恋は論理ではありませんから。
そこで彼女、復縁を目指すために、キャバクラ勤めを開始します。
昼はOL、夜はキャバクラで収入を増やせば、彼と復縁できるのでは? と考えたわけです。
健気ですが、、本当にそれで良いのでしょうか??
彼女自身がキャバクラ勤めを好んでいるのであれば良いですが、望んでいない仕事を、彼のためにやるのは間違っています。しかし、彼のためを思って、つい、こうした努力をしてしまうわけです。
こういった方は、私へのご相談でも結構いらっしゃいます。
(ちなみに、キャバクラ勤め自体が悪いことだとは私は思いません。あくまで例としてお考え下さい)
復縁のために、相手に無理に合わせようとしてしまう
また、セックスの強要や、子供をつくることへの考え方の違いなどでも、こうしたすれ違いは起きやすいです。
不快なプレイを要求されるのに対して、それを我慢したりすることも、彼氏(彼女)のためにする不当な努力の一つといえます。
子供についていえば、子供が欲しい/欲しくない、という考え方の違いで別れてしまい、本当は子供を持ちたくないけど、子供をつくることを条件に復縁を迫ろうとしたり、などがあります。
中には、彼の好きな女優の顔に似せた整形手術に踏み切る方もいらっしゃいます。
上記はいずれも深刻な悩みですが、ささいな考え方の違いにおいても、自分はしたくないのに、元彼(元カノ)が望むために、望んでもいない努力や、つらい経験をされる方は少なくないです。
たとえば、
- 無理なダイエット
- 元彼(元カノ)の好みに合わせた髪型に変更
- 元彼(元カノ)の好みに合わせた服装をする
これらについては、あなた自身も望んでの努力であれば問題はありません。
しかし、こういったことを本当はしたくないのに、無理にしている場合は、問題です。
なぜ問題なのでしょうか。
お互いの違いを受けいれられる関係に
そもそも、恋愛は、二人が楽しいから成立するものです。
これはこれまでも何度か書かせていただいております。
恋愛関係を、苦痛の上で無理やり成立させる必要はありません。
お互いが望んで、そして楽しく成立していることが一番です。
ただ、もちろんお互いのすべての性格が噛み合うわけではありません。
もしかしたら、すれ違いも非常に多いかもしれません。
しかし、生まれも育ちも違いますし、性別も違いますから、すれ違って当然のこと。
お互い、すれ違いながらもそれを理解しあい、受け入れあって成立させるのが恋愛です。
「結婚は忍耐」とよく言われますが、確かに楽しいことばかりではないかもしれません^^;
しかし、それでもお互い、協力し合うことさえ忘れなければ、きっと幸せの道は続いていくでしょう。
大事なのはそういったことです。
ですから、お互いがお互い同士、楽しく過ごせるイメージができるような努力に取り組むことは望ましいことです。
しかしながら、相手のために自分が犠牲になるかのような努力は絶対にすべきではないでしょう。
そういったことをすれば、苦しいだけではなく、結果的にお互いがダメになってしまいます。
どちらかが無理強いをさせられる恋愛というのは、成立しづらいのです。
もし、結婚できたとしても、その後、離婚するか、仮面夫婦になってしまうことでしょう。
いいですか。
結婚した夫婦も、3分の1が離婚し、3分の1が仮面夫婦と言われています。うまくいった結婚は3分の1しかないわけです。
ですから「あの夫婦、結婚して幸せそうだな」と思っていても、その実は分かりません^^;
もしかしたら本当に幸せかもしれませんし、もしかしたらそうでないかもしれません。
不幸せな関係がなぜできてしまうのか?
不幸せな関係ができてしまう理由、それはやはり、どちらかが無理強いをされ、我慢をさせられているからです。
とくに多いのは、やはり暴言ですね。
致命的なほどではないですが、ネチネチ言われる嫌味や、あなたを軽視する発言、セクハラ、モラハラ各種などです。
嫌味や馬鹿にするという行為は、言っている本人は、冗談だったり、ほんの悪ふざけの場合もありますが、それでも言われている方にとっては、とても辛い場合があります。
しかし、相手のことが好きであれば、どうしても我慢してしまいます。
- 「自分さえ我慢すればいいんだ」
- 「そうすれば幸せになれるんだ」
元彼(元カノ)と別れてからも、同じ思いは続きます。
- 「復縁するためには、私の犠牲が必要」
- 「私が尽くせば、彼(彼女)は戻ってくるだろう」
というように、Mっ気丸出しで、再び自ら進んで、自虐の道へと進もうとしてしまうのです。
いま自分が不幸の道筋へと戻ろうとしている自覚なしに、無自覚で不幸の道へと帰っていくわけです。
「本当にそこまでして復縁したいのですか?」という議論はすでに上でやったの言いませんが^^;
もし本当に復縁したいのであれば、元彼(元カノ)とは今までとは異なる新しい関係をつくれるようにしましょう。
具体的に、どうすれば良いでしょうか。
まず、自覚する
自分が不当な扱いを受けていても、復縁を目指してしまうのは、自分がネガティブな道に進んでいることを自覚できていないからです。
「いや、わかっています。彼はモラハラ男です。でも復縁したいです」
こういった人は、本当はわかっていません^^;
わかっているつもりになっているだけです^^;
本当にわかっていたら、復縁を目指したりしません。
もう一度、客観的になって、
- 私はこのまま本当に幸せになれるのだろうか?
- もし結婚したら、これが一生続くんだよ?
を考えましょう。
復縁を目指すな、とは私は申しません。しかし、もし復縁したいのであれば、当サイトなどを参考になさって、根本から取り組みを変えていきましょう!
悲劇のヒーロー/ヒロインぶるのはやめろ!
こういった献身的な男性(女性)の中には、不幸な自分に酔っているというか、献身的に支える自分が好き、という気持ちが、心のどこかにあったりします。
あとは、頑張っている自分が好き、といったような気持ちです。
こういった自分も自覚して、「こういった不幸は、自分が引き寄せているのかもしれない」と考えることが大事です。
やっぱり不幸になりやすいマインドを持っていると、どうしても不幸をもたらしてしまう。
なぜなら、自分がそれをどこかで望んで、進んでそういった道を選んでいるから。
悲劇のヒーロー/ヒロインになりたいというわけではないでしょうが、心のどこかでそういった気持ちがあるかもしれないのです。
そのことを自覚してみましょう。
嫌われるのを恐れず、相手に言う
もっとも大事なのはやはり、ちゃんと相手に気持ちを伝えることです。
どうしても感情的になってしまい、怒鳴り合いなどになってしまいがちですが、怒鳴り合いになってしまっては台無しです。
本当に相手のことを思っていたら、冷静に話すことができるはずです。
腹を割って、冷静に話してみることが大事です。
すでに別れてしまっている場合は、伝えるタイミングが難しいかもしれませんが、もし会う機会があれば、相手のためを思って、言ってあげましょう。
「嫌われるかもしれない」という気持ちが、行動を阻害すると思いますが、はっきり言ったほうが、相手は心を開いてくれるものです。
「嫌われるのが怖い」と思って、心を閉ざしたままでいるほうが危険です。
嫌われるかも、という覚悟で、しっかりと伝えれば、最善の結果がきっとやってくると思います^^