復縁に関する自身の取り組みについてのご質問で、
「正しく客観的な自己評価ってどうやったらできるでしょう? やまとさんはどうやってされていますか? 何かヒントを下さると助かります」
といった内容を頂戴いたしました。
ありがとうございます。
これは難しいご質問ですね。
正直、正しく客観的な自己評価はできませんよね^^;
多分、いま正しいことであっても、数年後には「間違っている」ということにだってなりかねませんよね。
昔だったら、男尊女卑は当たり前でしたが、いまはもうそうではありません。このように、時代によって「正しさ」も変化、シフトしていきますから、本当に正しいことというのは神様にだって判断できないのではないでしょうか。
私の自己評価の基準はいつも「楽しいか否か」
ただ、指針として私がよく考えているのは、ほかの記事でも書かせていただいておりますが、その行動が「楽しいかどうか」というのは重要な基準だと思っています。
刹那主義というわけではないですが、「いまこの瞬間」を楽しく過ごそうとすることって、とても大事なんですよね。
仏教の思想では「先々の幸せのことを考えて、いまが不幸なら意味がない」というものがあります。
また、ギャンブル漫画の「賭博破戒録カイジ」1巻で、結構良いセリフが出てきます。
「明日からがんばろう」という発想からは…
どんな芽も吹きはしない…!
そのことに20歳を越えてまだ…わからんのか…!?
明日からがんばるんじゃない…
今日…今日だけがんばるんだっ…!
今日をがんばった者…今日をがんばり始めた者にのみ…
明日が来るんだよ…!
太字部分は、やまとが太字とさせていただきましたが、まさにこのセリフですね。明日や明後日ではなく、今日、この今を大事にすること。
素晴らしい明日が、口を開けて待っているのではないのです。いまこの時を大事にできない人が、明日を大事にできるわけがないのです。
自己評価なのか、社会的評価なのか
ということで、私は今日1日を充実させることをとても重視しているのですが、これがなぜ「正しい判断」につながるのかと言いますと、たとえば
- 面白くないこと
- 辛いこと
- 苦しいこと
こういった側面にフォーカスした人生って、とても辛いですよね。
私は、復縁においても、非常に辛いのなら復縁を諦めるべきとお伝えしています。
我々は幸せになりたいから恋愛するわけですから。
復縁が辛く苦しいのであれば、そんなものはやめて、もっと楽しいことにフォーカスすることも人生だと思います。
もちろん、たとえ苦しくても、好きな人のことを早々忘れられるものではないですから、無理に諦める必要はないと思います。
- 諦めるのが苦しいなら、復縁を目指せばよし。
- 復縁が苦しいのなら、諦めるもよし。
シンプルですよね。
楽しいか、苦しいか、やるべきかやらざるべきかを考えることは、とてもシンプルに自分の道を導き出してくれます。
苦しいか、苦しくないか、楽しいか、楽しくないか、ということで決断するのはとても馬鹿げているようでいて、とても信頼できる指針といえると思うのです。
ですから私はこの
- 楽しいかどうか/苦しすぎるのではないか
を、「正しく客観的な自己評価」の指針の一つにしているのです。
また、たとえば、元彼や元カノに批判されたとします。
「あなたには優しさが足りない。もっと周りに配慮しなさい」と。
そんなときに、上記の判断で考えてみるのです。
「本当に優しさが足りなかったのか、周りに配慮していなかったのか」ということについて、実際に事例を思い出してみるだけでなく、自分の感覚としてそう言われて「どう思うのか」について考えてみるわけです。
元彼(元カノ)に言われたことが胸にしっくりと来るのか、それともそれは違うと思うのか。
これを、怒りや悲しみといった感情から離れて、心の奥底の感覚で感じてみるわけです。
我々は普段から、どうしても周りに合わせたり、「どうにもならないことだ」と諦めてしまいがちです。
そのために、自分の心の奥底に秘められた「本当の感覚」に話しかけることを忘れてしまっています。
例えば、お酒を飲んで暴れているとき「楽しい」と思っていると思いますが、本当にそうでしょうか?
心の奥底には「寂しい」という感情があって、その気持ちを忘れるためにお酒を飲み、暴れて無理やり楽しいと思い込もうとしているのではないでしょうか?
そういった表層上の感情に騙されずに、本心を探ってみてください。
そのときの気持ちはいつも、あなたの進むべき正しい道を示してくれるはずです。
周りに合わせることで、自分が苦しんだり、悲しんだりしてしまう状態は、社会的な評価に左右されすぎている、といえます。
もちろん、社会的な評価を気にすることも大事ですが、それ以上に大事なのはやはり、自分の気持ちです。
自己の評価を下すということは、ある意味で自分がどう思っているのか、率直に、素直に考える機会だと思います。
表面上の感情や態度に騙されず、本心を探る癖をつける
「正しく客観的な自己評価」を確認するときに、同時に考えるべきなのは、同様に「相手にとって、楽しいのか、幸せなのか、望ましいことなのか、苦しいことではないのか」ということです。
自分から見たときにはハッピーで楽しいことであり、まさに正解の選択であっても、恋人にとって同様であるかはわかりません。
たとえば、恋人とのデートで、スケジュールを何もかも、あなたがしたいように決めたとします。
これはあなた自身にとってはとてもハッピーな選択でしょう。あなたにとって正しい、進むべき道です。
しかし、恋人にとってはどうでしょうか?
本当に楽しい選択だったでしょうか。
もちろん「あなたのしたいことをしていい」と言ってもらえたかもしれませんし、「あなたのしたいことが何か知りたい」と言ってもらえたかもしれません。
ですが、そんな場合においても、本当にこれで良かったのか? を相手の目線で考えてみる必要があります。
もちろん、相手の心を完全に理解できるわけがありませんから、推測の域を出ないかもしれません。
しかし、このように考える癖、習慣をつけることが大事なのです。
繰り返しになりますが、「正しく客観的な自己評価」を下すためには、表面上の態度に騙されてはいけないのです。
- 自分の本心はどうなのか?
- 恋人の本心はどうなのか?
こういった心の底にフォーカスして、感覚を拾い上げていくこと。これが大事なのです。
そのためにも、普段からその癖をつけておくことが大事です。
例えば、電車に乗っている間じゅう、ずっとスマホゲームをやっているとき「本当にこんなことをしていて良いのだろうか? 時間を空費しているだけではないのか?」について、本気で考えてみるべきです。
大事なのは、つねに「考えてみる」態度を忘れないこと
このように説明をしてきましたが「とても難しいことではないかな?」と思われたかもしれません。
しかし、これは習慣付ければ難しいことではありません。
要するに、
- これで本当に良いのかな?
という風に考える癖を、いつも行っていくことが大事なのです。
自分のことであっても、元彼(元カノ)のことであっても「これしかない」と考えに固執したり、逆に「相手がこう言っているから、そのとおりにしよう」と言いなりになってしまったり。
相手を思うあまりに、自分の考えを定められないかもしれません。
ですから、そんなときにもすぐに対応できるようにするために、普段から柔軟な思考をしていけば良いわけです。
柔軟な思考をするためにどうするのか、といえばそれこそ「普段からこれで本当に良いのか? と考える癖を付ける」ということでしょう。
このように考えたからといって「正しく客観的な自己評価」が完璧にできるようになるわけではありません。
しかし、自分を大切にすること、相手を大切にするということはまさに、普段からこれでいいのかな? ということから始まると思うのです。
少しずつ訓練し、ぜひ自分を磨いていってください^^