元彼、元カノの心を取り戻すために「自分を成長させる」という取り組みは立派かもしれません。
しかし、その取り組みで本当に自分を変えられるのでしょうか?
私が次に説明することを知れば、ご自身の取り組みが「もしかして、とても遠回りなことをやっていたかも?」と思わすにいられなくなるかもしれません。
自分の人格は一つではない
こんにちは!
復縁アドバイザーのやまとです。
復縁するために、自分を変えようと試みられている方は多いと思います。
しかし、自分を変えようにも、自分というものを深く理解しなければ全然、的外れな取り組みになるかもしれません。
私が思うに、人の中には少なくとも3つの人格があると思います。
まずは基本人格です。
ごく親しい家族とか、自分ひとりでいるときの素の自分ですね。
素の自分は一番ワガママで、自己中心的になりやすい性格ですね^^;
ところで、人はこの基本人格ですべての生活をやり過ごしているかのように思ってしまいがちですが、いわゆる「外面が良い」という指摘だったり「内弁慶」と言われたりもしますよね。
これって、基本的な人格以外に、何か他の要素が絡んでいるということです。
つまり、自分の人格は一つだと思って生活しているのが普通ですが、実はそうではないんですね。
本当の自分の他に、体面を気にしたり、良い格好をしようとする自分がいたりするものなんです。
恋人と接するときに現れる「恋人人格」
私は基本人格の他に、他人の目を気にしたり、倫理的・道徳的に社会生活を送ろうとする「社会的人格」というものがあると考えています。
いわゆる社会に出て、働いたりするときの人格ですね。
周りに気を使ったり、ときには人にペコペコしたり、論理的、理性的に考える人格です。
そしてもう一つが、恋人と接するときの人格です。
恋人と接する人格と、社会的人格は同じではないですよね?
とくに男性でありがちですが、男性は社会的な秩序を重んじるタイプで、あまり恋人人格が発達していません。
ですから、恋人に対しても社会的人格で接してしまい、ただ共感を求めているだけの彼女の愚痴に対して、求められていない正論を述べたり、彼女が重視している2人のイベントデートなどに対しても「こんなことって意味があるの?」などと、感情面ではなく機能面で考えてしまったりしがちです。
ですが、ちゃんと恋人人格を育てている人ならご存知のように、恋人といるときは、基本人格でも社会的人格でもない、甘くて微笑ましいムードができる恋人人格で接するものですよね。
基本人格はわがまま
私は一般的に、人はこの3つの人格を使い分けながら生活しているのではないかな、と思っています。
ですから、私はもし恋人に復縁のアプローチをするのであれば、基本人格を変えようとはせずに、この恋人人格を矯正することが最も適切ではないか、とこう思うわけです。
基本人格は、これはもう、本当のあなたの性格ですよね。包み隠さない、まさに「ありのままの」という「アナと雪の女王」の歌詞そのまんまのあなた。
しかし、この基本人格って、すごくわがままですよね^^;
我々ははじめ、きちんと恋人に対して「恋人人格」で接するのですが、次第に雑になってきて、いつのまにか基本人格で恋人と接し始めます。
そうなると、恋人のためを思った優れたキャラクターが、ありのままのわがままな自分に戻ってしまい、そんな「素」のわがままなあなたに愛想を尽かし、やがて振られてしまう。
そんな経験はありませんか?
基本人格を変えるのは至難
「基本人格が悪いと、ふられてしまうんだ」そう考えて、私たちはなんとか「基本人格」を変えようとします。
しかし、これには落とし穴があるんですね。
まず、基本人格を変えるのは難しいということ。
正直に言って、本当の自分の人格ですから、それを変えようとするのは難しいです。
私たちにできることは、基本人格がもつ「わがまま」さを、マシにするぐらいですよね。
例えば、
- 親に暴言を吐いてしまう
- 片付けができず、だらしがない
- だらだらしているのが好き
と、こういった姿勢に対して、「これじゃダメだ。もう少し頑張ろう」と、少し大人になって考えることぐらいはできますよね。
ですが、この基本人格を根っこから変えようとすると、本当に大変です。お坊さんのように修行に出る必要があるかもしれませんから^^;
恋人人格が邪魔をしてくる
また、恋人と接するときって、基本人格でいようと思っても、どうしても恋人人格が前に出てくるんですよね。
たとえば、男性であれば経験がおありだと思いますが、レストランでデートをしたとき、心のなかでは(つまり基本人格では)割り勘にしたいと思っているのに、恋人人格が「男が奢らなくてどうする」という感じで出てくるわけです^^;
もうここまで言えばわかると思いますが、今回のテーマは、この恋人人格が
- 格好をつけすぎる
- 消極的すぎる
- 十分に育っていない
など、問題があると、いくら基本人格が良くなったところで、意味がないという話です。また、先のように基本人格を変えることは難しいですから、その意味でも、難しい基本人格を変えようとするよりは、恋人人格をうまく矯正していくほうがずっと簡単で、そして効果的だと申したいわけです。
ですから早速、恋人人格を変えてしまいましょう!
恋人人格の見つけ方
ではその恋人人格をどう変えるか、ですが、まず、恋人人格というものが、自分の中にあることを自覚することから始めましょう。
恋人人格の前に、社会的人格から見つけていきます。
社会的人格を見つける簡単な方法は、普段、生活をしているとき、例えばコンビニとかクリーニング屋とか、服屋とか、なんでも良いのですが、その店員さんに話しかけるときの人格ですね。
話しかけるとき、どんな自分でしょうか?
素の自分のときと、どのように違っているか思い出してみてください。
私の場合は、とてもおしゃべりな、落語家のような飄々としたキャラクターを演じていますね。この記事を書いている今も、同じような感じです^^;
基本人格はもっとグータラしており、部屋ではすぐに全裸になるようなかなりおバカなキャラです^^;
また、基本的人格はかなり短気で横柄ですが、社会的人格は、とてもペコペコしたキャラクターですね、私の場合。
同じように、恋人人格を探してみましょう。
これは必ずしも恋人相手ではなくても良いです。恋人関係がうまくいかなくなったときは、恋人人格が出づらくなって、関係が悪化した場合がありますから、もしかしたら「恋人とは違うけれども、異性として意識してしまう人物」を思い浮かべると良いかもしれません。
できれば身近な人のほうが、ありありとリアルに想像できますから、身近な人を浮かべてみてください。
その恋人人格で、本当に良いのでしょうか?
どうですか? その異性に対して、どんな風に話をしている自分が浮かびますか?
私の場合は、社会的人格のときと比べ、もっとアプローチがガンガンと強くて結構、上から目線も混ざったオラオラ系になります(笑)
私はかつてのナンパなどの経験から「女性を落とすパターン」みたいなものを体で覚えましたので、この人格がすぐに出てきますが(笑)
一般的には、
- ぶりっ子をしてしまう
- 格好をつけてしまう
- 甘えてしまう
などの人格が現れやすいのではないでしょうか。
そして、このように人格が明らかになってきたら、考えるべきことがあります。それこそが今回のテーマの本丸です。
それは何かと言いますと、
本当にその人格で復縁ができるのか
ということです。
たとえば、甘えてしまう人格だったら、その人格で彼はうんざりしていないのか?
全然、甘える人格は効果的ではないのに、効果的だと思って甘えているのではないか?
先にも説明しましたが、基本人格でなければ、人格を変えるのはまだ簡単なんです。
ですから、恋人人格も、よくよく考えてみて「意味のないことをやっていたんだな」「あの言い方は逆効果だったな」といったように反省をしてみると、自分でもわりと驚くくらい、人格を変えることができます。
ぜひトライしてみてください^^
明日からあなたもスーパースターに
「性格を変えろ」と言われるとなかなか難しいですよね。
でも、自分の中に複数の人格、というかキャラクターがあって、それが働いているときや恋人といるときに出てきて、演じているのだ、と思うと、なんだか性格を変えられる気がしませんか?
私の狙いは、そういった意味もあるんです。
性格を変えなくてもいいので、恋人と話すときのキャラクターをちょっと変えてみませんか? 変えてみたら、うまくいくかもしれませんよ? ということです。
そのキャラクターですが、例えば自分が理想としている映画のキャラクターとかを演じる気持ちになってみると良いと思いますよ。
ドラマとか、映画のキャラクターが望ましいですね。
漫画とかは、私もやってみたことがあるのですが漫画は結構、非現実的ですから、難しいです^^;
男性だったら、アイドルグループ「嵐」の松本潤さんとか、小栗旬さん、、、女性なら、上戸彩さんとか、綾瀬はるかさんとかのイメージが、異性受けが良いと思います。
「やまとさん、俺が松潤なわけないじゃないですか!」と思われるかもしれませんが、あくまで、真似ですから^^
イメージを真似ることはとても大事です。
ただ、自分が嫌いな人だったり、あまりよく知らない人を真似てもうまくいきません。
ですから、相手の好きな人に合わせたりせず、自分の好きな人で良いと思います。
安倍晋三総理でも誰でも良いので、自分が理想としている人を真似ると、うまくいきやすいです。
ぜひトライしてみてください^^