「私はどうも人から舐められやすいたちで、元カノにも舐められています」というメールと「元カレに舐められています。軽く見られています。相手にされません」という似たようなご相談を偶然、重ねていただきました。
ありがとうございます。
そうですね。
元交際相手と関係を取り持つためには、相手に媚を売るというか、相手に取り入って、再度、好かれようとしないといけない、と思ってしまいがちです。
実際、ある面では交際相手のご機嫌を取るような形になる必要はありますが、そんな媚を売ったり、ヘコヘコした態度を取る必要は全くありません。
むしろそれはマイナスに作用するでしょう。
自分よりレベルの低い人間と思われると相手にされない
我々の心理として、やっぱり交際相手は優れた人が良いものです。
中には「イケメンすぎる人は、遊んでいそうだから嫌」といった意見はあると思いますが、これも実は優れた人を選んでいることになります。
この場合は、イケメンすぎるということがむしろネガティブに作用しており「イケメンでない人と付き合いたい」という心理をより優れたものとして考えているわけですから、これも一種の選り好みであると申せます。
ですから、我々は極度に媚びへつらったり、付き合う価値がないような人間とはわざわざ付き合いたいとは思いません。
したがって、モテようと媚を売ったり、自分を軽く扱ったりすることは、結局むなしいだけです。
そんなことをしても、相手にされません。
傲慢であっても、相手にしてもらえない
かといって、尊大な態度、生意気な態度を取れば良いのかというと、もちろんそうではありません。
「オラオラ系がモテる」と聞きかじった復縁希望の男性が、元カノに好かれるためにオラオラで攻めたらしいですが、完全に音信不通になってしまった例がありました。
オラオラ系というのは、ホストたちが女性にお酒を勧めるのに、強引に「注文しろよ」と上から目線で言ったり、キツめのことを言って気を引くテクニックです。
オラオラ系って実は結構複雑なテクニックで、あれは男性側が引っ張っている面もあれば、甘えている面もあったりするので、普通の男性には高度な技だと思います。
じゃあどうすれば良いの? となるかもしれません。
媚びた態度でも、相手にしてもらえない、上からどんどん行っても相手にしてもらえない。
どうにも対策がないように思われますよね。
一体、どうすれば良いでしょうか?
相手にしてもらえないときは、友達感覚でいきましょう
まず大事なのは、相手にしてもらうためには、相手と同じ目線になるということです。
上からでも下からでもなく、対等に接するということです。
この対等に、ということを結構みなさん、難しく感じられるようです。
しかし、このテクニックは割と簡単です。
コツがあります。
ようは、友達感覚で接するということです。
友達感覚であれば、近くも遠くもなく、上からでも下からでもなく、軽いトーンで接することができますよね。
これこそが、舐められないためのコツです。
「親身さ」がありつつも「軽さ」がないと相手にされない
しかし、またこの友達感覚が難しいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
どうも、馴れなれしい態度で接してしまって、元彼・元カノの怒りを買ってしまうというパターンにはまるようです。
そうなんですよね、友達感覚といっても、私が言う友達と、あなたにおける友達ってちょっと違ったりするんですよね(笑)
あまりに馴れなれしい態度だと、それこそ上から目線に近い態度の友達関係ってありますから、そんな感じに取られてしまうかもしれませんよね。
友達感覚で接する上で大事なのは、ざっくばらな友達関係ではなく、どちらかというと悩みの相談ができるような、親身になってもらえる友達関係というのを想像してみてください。
困った時に助け合うような、そういう心の友のような存在です。
「困っているなら相談に乗るぜ」ぐらいの軽さを持ちながら、それでいて頼りになる存在ということです。
一方で、ある程度の軽さ、というのも重要です。
恋愛関係というのは、末期、あるいは終焉を迎えてしまうと、あとはすごく重い関係になってしまいますからね(笑)
この重苦しさ、お互いの束縛から自由になりたいがために、元彼・元カノとの関係を切りたがる人が大半ですから、もし関係を続けたい、復縁をしたいという場合であれば、できるだけ軽いトーンでいることが大事です。
風が吹けば飛んでしまうような存在ですね。
そう言ってしまうとちょっと悲しいですが、それぐらいの付かず離れずぐらいの距離で、元彼・元カノの相談相手になる、というポジションをまず確立させましょう。
元彼・元カノに相手にされないのは、親身になりすぎなのかも
相談相手になるときのコツですが、これも「重すぎず」「軽すぎず」「深く入り込みすぎず」「浅くなりすぎず」のバランスに気をつける必要があります。
親身になって相談に乗れば乗るほど
- 「私って、もしかして信頼されているんでは?」
- 「よし、このままのペースでいけば復縁できるぞ」
と勘違いしちゃいますが、実は、親身になりすぎるとまた相手は離れていきます。
ようは、相手にいいように利用されてしまうと、いつまでも利用される存在で終わってしまうのです。
相手の相談に乗って、相手の心を理解しながらも、相手に上手に気分転換をしてあげられるように気を配ることが大事です。
たとえば、相手が仕事で悩んで、たとえば
「嫌な上司がいて、いつも俺の悪口を言っているんだ」
などと元彼が言っていたとします。
その回答として
- 「嫌な上司だね。なんてかわいそうなA君」
- 「嫌な上司だね。私が助けてあげられたらな」
- 「嫌な上司だね。もう仕事辞めちゃってもいいんじゃない」
と、こういう回答をしちゃうものだと思います。
共感している点で悪くないですが、まだ弱いです。
私なら、
- 「嫌な上司だね。かわいそうに。泣きたいときは言ってこいよ(笑)」
- 「嫌な上司だね。じゃあもう今日は飲もうよ。あんたをつぶす気で飲ませるわ」
- 「嫌な上司だね。引っぱたいてきてあげようか?」
と、共感しながらも、ちょっとユーモラスな答え方をします。
あまり相手が悩んでいる時に、ユーモラスすぎる返答をするのは問題ですが、あまり親身になると、空気が重くなるだけで、相手の気持ちも晴れません。
こちら側が多少おバカを演じるというか、バカになっちゃうことで、相手に少し、心のゆとりができます。
やっぱり、恋愛関係というのはそういう柔らかい存在であることが大事ですから、あまり親身になりすぎることはないと思いますよ。
また、とくに仕事のことや、プライベートな悩みは、聞くぐらいしかできませんよね。こちらがサジェスチョンできるようなことでもないですし、あまり深入りするのも失礼です。
それに、とくに回答を求めているわけではなく、愚痴りたいだけの場合も多いですから、親身になりすぎずに、友達感覚で接することが大事です。
ただし、気持ちだけはちゃんともっておきましょう。
- 「共感しているよ」
- 「理解しているよ」
というところからまず入っていかないと、何でもかんでもユーモアで返していたら、キレられるだけですから。
まとめ
こういったように、友達感覚で、親身になりながらもユーモラスに、ということを考えて接していれば「相手にされない」というような辛いことにはならないと思います。
やっぱり、頼りになる人、そして明るく楽しい人に、人は集まるものです。
あまり無理して演じることはありませんが、できるだけ気軽なお友達感覚で再び関係をもち、そこからその絆を膨らませていくと良いかと思いますよ^^