とある復縁サイトで、冷却期間中に全く相手とやりとりをしない「沈黙」が推奨されているそうです。
そのことについて、たくさんのご相談のメールをいただいておりますので、ここで回答させていただきたいと思います。
まず、「沈黙」とはどういうことか、ということですが、、
- 元彼(元カノ)から来た連絡をあえてスルー(既読あるいは未読無視)し、自分からは連絡しない
- あえてこちらからの連絡を徹底的に我慢し、冷却期間を置く
- ツイッターやインスタグラムなどのSNSも一切、更新しない
ということで、ようは冷却期間を置く、ということですが、冷却期間の中でも、相手との交流を一切絶つことが特徴で、とくに、
- あなたが何をしているのか
- どこにいるのか
- そもそも生きているのか
ということさえ分からなくなるぐらい、完全に雲隠れしてしまう、ということです。
果たして、この「沈黙」は復縁に効果をもたらすのでしょうか? 今回はそのことについて検証していきたいと思います。
そして、後半では、どんなときに沈黙を使っていけばよいか、について書いていきたいと思います。
ぜひともお読みいただけたらと思います^^
果たして、沈黙は有効か?
こんにちは、復縁アドバイザーのやまとです。
冒頭の説明のとおり今回は「沈黙」について書いていきたいと思います。
具体的には、この沈黙=冷却期間というのは、本当に設けるべきなのかということについて考えていきましょう。
沈黙作戦の使い方
基本的に沈黙状態というのは、たとえば次の2つのような場合に積極的に用いたい戦略です。
<あなたの気持ちが整理できていない場合>
- 復縁するにも、自分の心の準備ができていない
- いま連絡をしても自分が変われていないから、相手にされそうにない
- トーク力があまりになく、何を話して良いのか分からない
- ショック過ぎて、元彼(元カノ)とは話したくない、話せない
<沈黙することで、相手があなたを気にしてくれそうな場合>
- 相手の性格的に、連絡しない方が相手の気を引けそうだ
- 冷却期間を置くことで、私のことを思い出してほしい
- 距離を置けば、きっと分かってくれるはず
このように、あえて沈黙を貫き通すことで、復縁効果をもたらす可能性がある状況で、使っていくべき戦略となります。
沈黙の狙いは、元彼(元カノ)の方から勝手に気になってもらう、というもの
上記の二つの可能性がある場合、沈黙というのは、確かに一定の効果があります。
連絡を控えることで相手の気を引けます。
その心理は次のようなものです。
「沈黙」を経て、あなたのことが気になってくる
あえて連絡しないことで元彼(元カノ)は、
- 「振った立場とはいえ、相手から全然連絡が来ないのもさみしいな」
- 「振った手前、言うことではないけど、本当に振って正解だったのかな?」
- 「向こうから連絡が来ないのは、向こうも別れたがっていたのか? そうだとしたら気持ちよくないな」
- 「もしかしてあいつは、浮気をしていたんじゃないか?」
そんな風に、あなたのことを色々と疑ってみたり、疑心暗鬼になったり、気持ちを揺さぶられる可能性があります。
こういったケースは決して少なくないです。
この沈黙がとても効果をもたらしたときは、自分から振ったくせに、勝手に謝って復縁してくる、なんてこともあったりします(笑)
- 「いなくなって、あなたの大切さに気づいた」
- 「寂しくなっちゃった。いま何してるの?」
みたいなことを言ってくるわけです。
私の読者さんでも、何人かこういった方がいらっしゃいましたね。
「沈黙」を経て、勝手に自滅して帰ってくる
あるいは、新しく気になった相手に、勝手にアタックして、撃沈して、そしてあなたに帰ってくる場合もあります。
もちろん、元彼(元カノ)の方は、アタックしたことは伏せるでしょうけどね。なんとなく分かったりしますよ(笑)
また、これもわりとあるのですが、新しく相手をうまく捕まえて新しい恋愛を始めたくせに、その相手よりもあなたの方が良かったと分かって、連絡してくることもあります。
身勝手な話ですが、それでも戻ってきてくれたんですから、良しとしなければなりません。変なプライドは出さないようにしましょう!
沈黙の狙いは、相手にあなたのことを考えさせること
いずれも、あえて「沈黙」し、相手と連絡を絶って、相手にあなたのことを考えさせる時間を設けることで、うまく相手の心を捕まえることに成功した例です。
このように連絡を絶ち、沈黙の時間を設けることは、実は非常に効果があります。
効果的な取り組みなのです。
「沈黙」とはつまり、妄想させること。考えれば考えるほど、人は人を好きになる
復縁、というより恋愛全般において重要なのは、相手にあなたのことを考えさせる時間を作るということです。
相手が、あなたのことを思い出す時間、考える時間、気にする時間、意識する時間が長ければ長いほど、好きになっていきます。
これは「ザイアンス効果」と呼ばれています。
ザイアンス効果
初めのうちは興味がなかったり、苦手だったりしたものも、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。(Wikipediaより)
もちろん、会う時間が長ければ、その分、あなたのことを考えますから、同じようにザイアンス効果が働きます。
会えば、会うことであなたのことを考える時間、見つめる時間、会話する時間が増えるわけですから、その分、有利になっていくでしょう。実際にあなたに会っているわけですから。
ですから、会うのがベストです。しかし、会えない(会ってもらえない)場合は、別のザイアンス効果を狙っていくしかない。
それが「沈黙」なのです。
会わずにザイアンス効果を働かせられるのか
沈黙してもザイアンス効果は本当に狙えるのでしょうか。
その点はとても気になるポイントかと思います。
しかし、人間の妄想の力もすごいものがあります。
ようは、あなたのことを考える時間をとにかく増やすことが大事なわけですが、
- 会うことであなたのことを考えさせる
- 会わないことで「連絡もないけど、何してるんだろうなあ」と妄想させる
どちらも、あなたのことを意識している時間には変わりがないのです。
どうやって、あなたのことを意識させるか、です。
それでは、どういう場合に沈黙が効果的なのか、を、具体的にみていきましょう。
相手と関係が良好な場合、沈黙すべきか
「沈黙」する必要がないのは、相手との関係性が良好な場合です。
関係が良好な場合、沈黙無しで、そのまま連絡をして、そのまま復縁できるケースがあります。
彼(彼女)と連絡をとりながら、そのまま彼(彼女)にとって欠かせない存在だということを再認識させられるよう最善を尽くせそうなのであれば、すぐにでも会うべきです。
しかし一方で、関係が良好であったとしても、
- 友達以上の関係に進めそうにない
- 元彼(元カノ)につい依存してしまいそう
- だんだん、元彼(元カノ)の態度、対応やメールの反応が悪くなってきた
- まだまだ自分は成長すべきだと感じる
という自覚が強いのであれば、思い切って沈黙しましょう。
関係が良好ではない場合、沈黙すべきか
関係が良好ではない、と言いますか、あまり連絡ができない関係であれば、そもそも、気軽に連絡するのが難しいですから、沈黙するしかないとも言えます。
例えば喧嘩別れしたにもかかわらず、関係が回復していないうちに焦って行動すると、取り返しのつかないことになる可能性があります。
関係が良好でない場合は、連絡すべきかどうか、どくにじっくり考えた方が良いでしょう。
自分に自信がないうちは、焦らないで、自分磨きに時間をかけましょう。
沈黙し、自分の力を付けて「よっしゃ、これで復縁できそうだ」というタイミングになってから、アタックすべきです。
沈黙期間はどのくらい?
私的には、沈黙期間(冷却期間)は、あなたの中で、復縁の準備が完了するまでの期間、そういうものだと考えています。
ですから、その冷却期間の間、全く連絡を取らないということもアリかと思います。
完全に沈黙に徹して、じっとチャンスがやってくるのを待つわけです。
自分から連絡をしても反応が悪いと思われる場合は、とくにそうすべきでしょう。
「自分磨きもしっかりしたので、いまなら連絡しても大丈夫かもしれない!」
というタイミングまでは、沈黙してみても良いかもしれません。
沈黙期間中に、相手から連絡が来た場合
沈黙期間中に連絡が来たら、まさに仕掛けた蜘蛛の巣に、まんまと引っかかってくれたようなものですね(笑)
思わず小躍りしたくなると思いますが、気をつけたいのは、のぼせ上がらないことです。
「わー!! やった、連絡が来た! 相手も自分を気にしてくれている証拠だ! 嬉しい! 甘えまくった返事をしよう!」
はい、これは絶対にダメですね。
相手はまだ、あなたを探っている状態です。
その段階から、気持ちをユルユルにして、相手に依存した空気を出してしまっては大失敗します。
相手がなぜ連絡をしてきたのか? 何が目的なのか? そこを探りましょう。
- あなたがどうしているのか気になった→なぜ気になったのか?
- 暇だから適当に連絡した→なぜ連絡をした相手があなただったのか
- からかい半分で連絡してみた→なぜ連絡をくれたのか?
こういった疑問の回答を拾っていかなければなりません。露骨にきいたらウザいので、それとなく聞いてみましょう。
そして私の方針の基本である
- 明るく
- 楽しく
- サバサバ
- 友達として対応する
・・・ことで、相手に媚びず、依存せずに距離を縮めましょう。
つれない感じで「つーん」とした返事を返してもダメです。
いくら媚びないからといって、これでは感じが悪いです。
あくまで楽しげなんだけど、サバサバしていることが大事です。
SNSもやめて、完全に沈黙すべきなのか?
全く連絡をせず、「生きているのか死んでいるのか分からない状態にした方が良い」と、復縁サイトに書いていましたが、やまとさんはどう思われますか?
という問い合わせも多いです。
たしかにそれはあります。
全くの音信不通の方が、相手も「どうしてるだろう?」と気になりますからね。
ただ、そんな場合に、SNSはやめるべきか?
という問題があります。
これは難しいです。
- SNSもやめて、心配させる方法。(今までずっと投稿していたのに)
- SNSは充実させて、むしろ元彼(元カノ)がいなくなった方が楽しんでいると思わせて、嫉妬させる方法
この2通りの攻め方がありますので、どっちを取るか、になります。
これは、相手によりますし、あなたが復縁計画を立てる中で、どうやっていきたいか、ですね。
ただ、
- 心配させたら、連絡をくれそうな相手か?
- でももし、連絡をくれたとして、それっきりになるのでは?
といったことを勘案すると、私は、後者の戦略が望ましいと思います。
「元彼(元カノ)がいなくても平気と思われるのが怖い」とおっしゃる方もいますが、わざと心配させて気を引くって、なんかズルいですよね。
構ってちゃん、じゃないですか。
そういう意味でも、好きではないです。
SNSは充実させて、あなたとまた付き合いたい! と、思わせるようなステキなあなたを演出するのが良いかなと思います。