誕生日に連絡がもらえないという方からのご相談
「私の誕生日に連絡をもらえませんでした、もうダメです。復縁をあきらめるしかないのでしょうか」
こういったご相談メールを頂戴しました。
ありがとうございます。
自分の誕生日に連絡がもらえるかもらえないか、を、復縁の一つの基準にされている方はとても多いですね。
よくあるのが、
- もう別れているので気にしていないつもりでしたが、心のどこかで気にしていた。
- もしかしたら連絡をくれるのではないか、とほのかに期待していた。
- けれども、誕生日なのに連絡が来ない。もうダメだ。
と、こういった心理状況です。
そして、
- 付き合っていた頃は必ず誕生日には連絡をくれた、だから忘れているはずがない。
- 連絡がないということは脈なしだ。もう諦めた方が良いのでしょうか?
- でも諦められないんです。。
というメールの文面は、これまでかなりの相談者さんからいただきました。
誕生日は復縁におけるモチベーションの一つ
たしかに、そのお気持ちはよく分かります。
復縁を目指して取り組んでいても、砂漠の中を歩いているようなものですから、いま自分がどの地点にいるのかが分かりません。
なにか目印、指針が欲しくなってしまいます。
そしてその目印、指針の一つが誕生日というわけです。
「誕生日に連絡がもらえたら、復縁できる気がする」
あるいは、
「復縁に向けたモチベーションにつながる」
と、こう考えるわけです。
誕生日に連絡が来ないことは、復縁を諦める理由になるのか
誕生日に連絡がもらえるのではないか、という淡い期待。これが叶わなかったときの失望はかなりのものだと思います。
「もう復縁は無理だ」と思ってしまうのも仕方ないでしょう。
同じ理由で、2人の記念日やクリスマス、新年、バレンタインデーといったイベントの際に、連絡がもらえないとなると大きなショックになってしまうようです。
すでに別れてしまっている間柄ですから、こういった際に連絡がなくても無理はないと分かってはいても、気持ちの部分をそう簡単にコントロールできませんから、悩みは尽きないですね。
誕生日にもし連絡がなかった場合、どうすれば良いのでしょうか。
そもそも誕生日に連絡が来るほうがおかしい
すでに別れてしまっている間柄では、振った相手はかなり気まずい気持ちを抱えています。
気まずさや罪悪感もあって、仮にあなたがメールをすれば、社交辞令の返事をもらえる場合があると思います。
しかし、返事があったことについ浮かれてしまいますから、社交辞令なのか、本当に多少の未練があってのことか、深く考えずに舞い上がってしまいがちですよね(笑)
そして一度、このように、相手からメールの返信があったりすると、余計に心に油断が生まれて、復縁を期待したり、誕生日メールを期待したり、相手の優しさを求めがちになってしまいます。
しかし、もうこのマインドが危険です。
復縁においては、与えられるマインドではなく、与えるマインドで取り組まないといけません。
ところがあなた自身、寂しさのあまり、喉がカラカラの状態になっていますから、一刻も早く水を与えてもらって、のどを潤したい、と思ってしまいがちです。
喉がカラカラというのは「誰かに癒してほしい」「誰かに優しくしてほしい」というマインドです。
しかし、このマインドで、他人のことを考えずに、自分がまず喉を潤そうとすれば、きっとうまくいかないでしょう。
自己中心マインドの例として
ここで小エピソードを一つ。
たまに電車で見かける光景なのですが、電車で空席がありますよね。
すると、その席を目がけて、男性と女性が一目散に駆け寄る。そして一足早かった男性がその席に座る。
この席の取り合いって、みっともないですよね^^;
お年寄りならもちろん、ぜひ腰掛けていただきたいですが、働き盛りの30〜50代が、必死になって空席を求める^^;
私は朝から晩まで働いて、そして夜は復縁の相談に乗っています。なんというか、かなり働いている方だと思います^^;
睡眠時間も5時間ぐらいですが、そんな必死になりませんよ。。
必死になって空席を求める方は、どれだけ働いているのかわかりませんが、 きっと私ほどは働いていないと思います^^;
そして何より男性の方がみっともないですよね。
女性に譲ってあげましょうと、と言いたくなる。絶対にこんな男はモテない(笑)
相手に求めることが、辛さにつながってしまう
話が逸れてしまいましたが、このように「我先に」と求める姿は非常にみっともないため、まずモテません。
これは復縁でも同じです。
喉が渇いている状態かもしれませんが、あなたがやるべきことは、ひたすら相手に復縁を求めることではありません。
復縁を懇願したり、泣きわめいても、余計に嫌われてしまうだけです。
ただまあ、こういったお説教はもう聞き飽きましたよね^^;
「わかってますよ、やまとさん。我慢して、相手に尽くせばいいんでしょ? できたらやっていますよ。それができないから苦しんでいるんです」
という声がきこえてきそうです^^;
以前、「何も期待せずに、生きろというんですか? そんなの殺生です」
そんな苦しみのメールをいただいたこともあります。
ですので今回は、少し違う切り口でお話をさせていただきます。
連絡を待ってしまうのは「ご機嫌伺い癖」がひどいから
結局、なぜ誕生日の連絡を待ってしまうのか、を考えてみましょう。
それはもう「待ち」の体勢になることが習性になってしまっているからなんですね。
もちろん、復縁を期待する場合は、自分から仕掛けてばかりはいけませんから、相手からの連絡を待つ状況も多いので、「待つ」のは仕方がないです。
しかし「待つ」というのは守勢であり、どうしても「相手に合わせてしまう」しかないんですね。
よくスポーツなんかでも「守りに入ってしまうと負ける」などと言いますが、相手の攻撃に合わせているばかりでは、全然攻められませんから、いずれ守りも甘くなってしまいます。
これが復縁ではよくありがちな失敗なのです。
いいですか。
難しいかもしれませんは、恋愛は攻撃なんですね。
守りに入っては勝てません。
たとえ、待ちの状態にあっても、いつでも攻撃できるように、いわば獲物が自分の射程距離に入ってくるのを待つかのように、じっくりと待ち構えておかなければならないのです。
「守り」といっても、一体何のことかわからないかもしれません。
どういうことかといえば、たとえば
- 「嫌われないように行動しよう」
- 「相手の気分が良くなるように褒めてあげよう」
- 「気がきくところをみせよう」
- 「もっと気に入ってもらいたい」
という、こういった心理ですね。
「えっっ、やまとさん、これの何がダメなんですか?」
と思われるかもしれませんね。
もちろん、相手のことを気にかけることはとても大事ですよ。
自分勝手にならないようにしましょう、とお伝えしたばかりですしね。
しかし、これも私が常に申し上げているのですが、だからって、そんなに相手を持ち上げて、おだてて、どうするんですか、ということです。
そんな風にご機嫌伺いをしている限り、絶対に復縁できません。
このご機嫌伺い状態、つまり、
- 相手のイエスマンになってしまう
- 相手の顔色を見て、自分の意見を曲げてしまう
こういったことがまさに守勢に回っている状態です。
全然、攻撃力がないですよね。
相手に、あなたの魅力を伝えることができません。
あなたが、
- 相手を幸せにする
- 相手を大切にする
- 相手を楽しませる
という覚悟が、これでは全く伝わりません。
繰り返しになりますが、復縁というのは待つだけではなく「攻め」が必要なんです。
相手の操り人形になってしまってはいけません。
「攻め」とは具体的に何なのか
攻め、といっても、そんな頻繁に連絡できる間柄でない場合、困ってしまうかもしれません。
そんな場合は、とにかく外に出ることです。
趣味に打ち込んだり、出かけたり。
ときには別の異性と会ってみたり。
そんな風に、忙しく過ごす、できるだけ楽しく過ごす、日常を充実させる。
こういったことで、少なくとも「待ち」の体勢にはなりません。
「待ち」の状況だと、どうしても相手からのリアクションへの期待が大きくなりますし、暇ですから、いろいろと考えてしまいます。
失恋して自信を失っている状態で、考えことをしてもろくなことになりません^^;
生活の中で、元彼(元カノ)のことを考える比重を薄めてください。
そして、もっと自分の時間を持ってください。
そして、生活を見つめてください。
- 「いま、自分の心が守りに入っているな」
- 「相手の反応に期待しすぎているな」
ということをことあるごとにチェックしてみるのです。
内向きになると、マイナスなことが浮かぶばかりです。外に向けて、心の視点を広げていかなければ、どうしても視界が狭くなってしまい、苦しい思いをすることになってしまうのです。