嫉妬が元で別れてしまうというのはよくあることですよね。
なんで嫉妬・束縛をしてしまうのでしょうか。
(嫉妬についてはこちらにも記事があるので合わせてご覧下さい)
誰に対しても嫉妬してしまう?
嫉妬というのは、たとえば、交際相手が友達と遊んでいるときに
メールやLINEにおいて、
「今日は誰と遊んでいるの?」
「どこにいるの?」
などとしつこく聞いてしまうことから始まったりしますよね。
彼氏・彼女が「異性の友人と親しくしているのが不快」だ、
というなら分かりますが、同性の友人に対しても嫉妬してしまう人がいます。
これは「自分よりもその友人の方が大事にされている気がする」と
心が痛みを覚え、その友人に比べて「自分は価値のない人間なんだ」と
思い込んでしまうことから起こります。
しかし、そのように自分が感じている事実を受け止めるには、
あまりにも屈辱的すぎますし、むなしくなってしまうから認めたくない。
そのために、交際相手を疑ったり、相手を束縛することで、
交際相手の心が自分から離れていかないように、
そして自分がつねに、交際相手にとって1番の存在でいられるように
維持しようとしてしまうのです。
それによって、嫉妬によって怒るのは仕方がないことだ、
当たり前のことだ、と自分で正当化し、
自らの心の痛みを隠そうとしてしまうのです。
自分で自分の価値を決めてしまっている
そのように、他人に責任を与えてしまわなければ耐えられない程、
人の心というのは繊細なのです。
自分が必要とされていない、自分には価値がない、と思うことは、
自分にとっては生存を脅かすことですから、あってはならないわけです。
ですから、嫉妬の怒りに任せて、つい、交際相手を怒ってしまったり、
自分の行動を正当化して、相手を責めてしまうのです。
重要なのは、このように嫉妬の感情を相手にぶつけてしまうということは、
交際相手があなたをどのように思っていたにしろ、
他でもないあなた自身が、交際相手に対して、
「自分は価値が無い」と表明してしまっているようなものなのです。
ですから、つい、怒りの感情をぶつけてしまいそうになったときには、
「怒りを表明してしまったら、自分から、自分には価値が無いことを、
表明してしまうようなものだ」と気づくことが大事です。
そのように気づくことで、怒りを表現することは、意味がないどころか、
マイナスにしかならないことだと悟ることができるからです。
といっても、我々も仙人ではないですから、
何もかも完璧にできるわけではありません。
それに、嫉妬もしないような恋人というのもむなしいものです。
ですから、重要なのは何事においても節度でしょう。
復縁においても、嫉妬もしないあまりに味気ない人になってしまっては、
それはそれで元彼・元カノにとっても複雑なものです。
うまく使い分けができる機転、つまり頭の良さが求められるかもしれませんね。