あなたが復縁したい相手は、もしかするとモラハラ(モラルハラスメント)人間かもしれませんよ?

モラルハラスメント対策

モラルハラスメント(モラハラ)ってご存知ですか。

「言葉はきいたことがあるけれど、詳しくは分からない」

という方も多いのではないでしょうか。

 

もしかしたらあなたを捨てた彼氏(彼女)も、

実はモラハラ人間だったかもしれません。別れられて正解だったかも?

 

モラハラの被害者は、モラハラ人間に巧みにマインドコントロールされているため、

自分が被害にあっていることを理解されていない場合があります。

今回、そのモラハラ人間の全容を解剖していきます

 

モラルハラスメントは、被害者に自覚がないこともある

毎日、復縁の相談を受けておりますと、ごくたまに

「えっ、そんな彼氏(彼女)と本当にやり直したいの?」

言いたくなるようなぶったまげたモラハラ彼氏(彼女)がいらっしゃいます。

 

モラハラの状況は、いわゆる共依存状態で起こりやすいです。

共依存カップルは冷静な判断力が消失しておりますから、

その状況でモラハラを受けると、何が正しいのか分からなくなり、非常に危険です。

 

共依存カップルについては下記の記事をご参照下さい。

>>共依存カップルの恋愛がもたらす恐ろしい話

 

しかも、意外とそういった方は多いのです。

あなたも「へぇ〜、世の中にはそんな人がいるんだね」

などと他人事のように考えてはいけませんよ(笑)

モラハラというのは自分で自覚できないところに存在しているんです。

 

なぜ自覚が難しいのか

三権分立という言葉がありますよね。

A→BとCを管理し、B→AとCを管理し、C→AとBを管理という風に、

相互で監視し合うことによって、

それぞれの力の抑制、均衡を図るというものです。

司法、立法、行政という国家権力の分断に

使われていますよね(社会科の授業みたいですね)。

 

共依存に陥る理由も同じことなのですが、

カップルの関係って、三権分立ではなく1対1の関係ですから、

こういったパワーのバランスがうまく取れないものなんですよね。

 

結婚してお子さんが生まれたりしたら、また変わるのでしょうが、

2人だけの関係の場合は、関係がおかしくても「それって変じゃない?」と

言ってくれる目線がありませんし、友達や親が注意したところで、

関係の外側の人間ですから、第3の目とはなり切れないんですよね。

 

ですから、カップル間ではどうしてもモラハラが発生しやすくなります。

せっかく復縁を願われていますが、今回は一度冷静になって

「本当に復縁して良いのだろうか?」を見つめてみませんか。

 

恋人のモラハラ度をチェックしてみましょう

それでは元彼(元カノ)のモラハラ度チェックをしてみましょう。

 

  • 異様に外面が良い(人前と2人の時とでは明らかに態度が違う)
  • 自分の非を認めない(謝らない)
  • 自分の意見を強引なまでに押し通そうとする
  • 急に不機嫌になり、それを露骨に態度で表す
  • 問題をすべて他人の責任にする
  • たまに異様に優しい時がある(喧嘩の後など)
  • 過剰なまでに束縛する(働きに出るな、異性と話すな、など)
  • 稼いだお金をすべて渡すように言う(働くことをむやみに強要する)
  • 傷つく言動や人格攻撃をしてくる

 

いかがですか。

このチェックにある程度でも該当すれば、モラハラを疑っても良いと思います。

 

モラハラの方の特徴として、

外面が異様に良い点はよく覚えておくと良いかもしれません。

 

愛想が良く、人付き合いに長け、とても親切です。

そしてあなたのことを悪いように話します。

 

外面が良いので、たとえあなたが相手の本性を誰かに話しても信じてもらえません。

このため、あなたはまた冷静な判断力を失ってしまうのです。

 

また、あなたが離れていくのを感じると、

急に態度を変えて平謝りしたり、甘い言葉をささやいてきたりします。

 

これもモラハラ人間の特徴です。

ですが、あなたが許すとまたコロッと態度を豹変させます。

これも注意すべき点です。

 

モラハラされやすいタイプもいます

一方、モラハラされやすい性格というのもあります。それが次に該当する方です。

 

  • 優柔不断
  • 心が優しく、他人に共感しやすい
  • 引っ込み思案
  • 寂しがり屋

 

こういった方は、心にすきま風が吹いている方なんですよね。

このスキマを上手に埋めてくるのがモラハラ人間です。

気をつけなければなりません。

 

こういった方は、自分が利用されているとは考えず、

相手が善人だと思い込み「ダメな自分を注意してくれる良い人」だと思ったり、

「相手が不快になっているのは、自分の努力が足りないからだ」などと

自罰的になったりします。

 

本当は常識があってまともな人であるにも関わらず、

相手のせいで自己肯定感が弱まり、自分の責任と考えてしまうのです。

 

そしてこういった優しい方は

「でももし、私がいなくなったら彼(彼女)がかわいそうだ」と、

憐憫の気持ちに苛まれやすいです。

 

共感性の強いタイプですから、

モラハラ人間の心の弱さやどうしようもなさを感じると、

なかなか見捨て切れないんですね。

この気持ちともどう折り合いを付けるかも重要でしょう。

 

復縁したいかどうかは、あなたが判断して下さい

ただし、モラハラ彼氏(彼女)だから、復縁すべきでない、

とまでは申し上げません。

たとえモラハラ人間だとしても、

自覚を持たせれば改善するかもしれませんし、

あなたが変われば、変わる可能性があります。

 

つまり、あなたがあまりに被モラハラ性質を持ち合わせていましたら、

モラハラ人間のモラハラ癖が助長される場合があります。

 

ただ「好かれるために我慢しなきゃ」「相手の要求をすべて叶えなくては」

「自分が悪いから自分が頑張らなければ」というような考えは間違いです。

 

そんなことをしてまでして付き合うような相手ではありません。

また、重度のモラハラ人間は、常識的な考えとは根本的に違うので

「一生直らない」と思った方が良いです。

その点も踏まえてよくお考え下さい。

 

あなたの心が泣いていますよ。

 

あなたにはたくさんの良さがありますし、たくさんの幸せな未来が開かれています。

それが無理に閉じられような生き方は決して望ましいものではありません。

相手の機嫌を極度に伺ったり、言いなりになってしまう生活からは離れるべきです。

 

趣味に打ち込むなどし、たくさんの人に触れて、

なるべく客観的な視点から元彼(元カノ)を見つめていくことが重要でしょう。