「彼氏から別れ話を切り出されました。
私はパニクってしまい、とりあえずまた後日話すことになりました。
また別れ話をされてしまうと思います。どうすれば別れを回避できますか?」
という相談をいただきました。ありがとうございます。
そうですね。別れには「別れ話」がつきものだと思いますが、別れ話をいきなり切り出されると、本当にパニックになってしまうと思います^^;
ただ、こういうときこそ、注意したいところですね。
「素の自分」が出てしまいがちですから。
- 泣きわめいたり
- 怒鳴ったり
- ひたすら謝ったり
- すがってしまったり
こんな自分本位な醜態をさらしてしまうと、ますます元彼(元カノ)は、離れていってしまいます。
こういう別れのときをうまく切り抜ければ、逆にポイントを稼ぐことができます。
「やっぱり別れるのはやめる」とまではいかなくても、少なくとも相手もあとから「別れるんじゃなかったかも」と尾を引かせやすくなると言えるでしょう。
さて、そのように尾を引かせるには、どうすれば良いのでしょうか。
「彼氏が別れてくれないの」は成立するのか
それでは、表題の「別れ話を切り抜ける方法」について書いていきたいと思います。
よくドラマとかでも「別れたいのに、彼が別れてくれないの」ってありますよね。
これって、つまり、相手の彼は「上手に別れ話を切り抜けている」と言えるでしょう。
でも、これはドラマですから、現実的に可能なのか、疑問ですよね。
普通に考えると「えっ、これってどういうこと? 別れてくれないとかってあるの? 別れを切り出されたら、どうしようもなくない?」って思いますよね^^;
私も、昔はそう思っていました。
「別れない」ためには、相手の主張を真に受けないことが大切
「別れたい」と言われてしまうと、もう8割ぐらいは別れるしかないって思いますよ、普通は。
ですけど実際に、この、「別れたいのに、別れてくれないの」っていうの、あるんですよ(笑)
別れ話を切り抜けるテクニックというのが実はあります。
では、どういうテクニックなのかと言いますと、それはですね、
「別れて」って言われても、全然それに取り合わないことなんですよね。
簡単に言うと、「別れて」って言われても「何を言ってるの、そんなこと言わないでよ」と、悪く言えばごまかしきる(笑)わけです。
別れを受け入れない「意志の強さ」と「正当性」が試される
相手が別れたがっているときに、その相手の態度と同じ土俵に立って「なんで、どうしてなの?」「別れないで」などと相手にペースを合わせてしまったら、そのまま別れの流れに乗ってしまいます。
相手のペースに乗ってしまったら、もう負けなんです。
別れがやってきます。
相手のペースに乗った時点でもう、半分は別れを受け入れてしまっているからです。
たとえば、想像してみてください。
全く身に覚えのない事件に巻き込まれたとしましょう。
コンビニで、盗んでもいないジュースを「盗んだだろう!」と言われたときなどです。
そんなとき、相手がいくら「盗んだだろう!」と怒ってきても「はあ? 何言ってんだ? 盗んでねーし!」と、気にも留めないはず。
一貫して相手の土俵には上がろうとせず「盗んでません!」と言い切れるはずです。
知らないものは知らない、と強い気持ちで、自分の言い分を通そうとするはずです。
そのほかにも、私がよく出す例として、例えば、近くで火事があり、すぐにでも多くの人が逃げなければならない状況だとします。
そんなとき、火事を知らない周りの人に「お前、いきなり何を言っているんだ?」といくら思われようとも「火事だから早く逃げてください!!」と言えますよね。
相手が何を言おうと「火事という事実」がある以上、そこには強い意志があり、相手にどう思われても「逃げるべきだ」という主張を通そうとすることができるはずです。
つまり、こういった事例においても、復縁においても同じですが、相手が何を言っていようと、思っていようと、それを跳ね除ける強い意志があれば、自分の主張は通る、ということです。
もちろん、必ずしも、そうなるとは言えませんが、素直に受け入れるのではなく、意志を持って抵抗することで、結果が変わってくるということです。
「相手を大切に思う気持ちを、いかに適切に伝えるか」が求められる
ということで「別れ話」をされた時には「私自身、これだけ彼氏(彼女)のことを思いやっており、大切に考えている以上、別れを切り出される筋合いはない。彼氏(彼女)の幸せのためにも、別れるべきではない」という強い意志を持って、別れ話に取り合わないことが大事です。
相手が何を言ってきても「そんなことはない」と否定し、自分がいかに相手を大切に思い、大切に将来のことも考えているかを説明しましょう。
正論を述べ、相手を根負けさせることが大事です。
もちろん、多少、強引ではあります。
ですが、別れることは正しくないことであり、間違っていることである以上、そうせざるを得ません。彼(彼女)を幸せにするのはあなたですから、強く抗弁しなければなりません。
それが正しい道なのですから。
でも、別れ話に身に覚えがあるんだけど、、自分に問題がある場合
しかし、人によっては、そんな強い抗弁をする自信がない人もいると思います^^;
いわば、別れについて「心当たりがある人」です(笑)
先ほどの犯罪の例では「身に覚えがない」から強く反論できましたし、火事の例では、火事という「事実」が強くあったから、主張ができました。
しかし、相手の主張が正しかったりする場合、、つまりあなたが、
- 暴言を吐きまくっていた
- わがままを言いまくっていた
- 相手を適当に扱っていた
など、別れを切り出されてもしょうがないという場合、抗弁する意志が見せづらく、相手の主張を受け入れがちになってしまうと思います^^;
つまりあなたの心の中でも「別れに対して、身に覚えがある」場合です。
こんな場合はでは、諦めるしかないのか、というと、そんなこともありません。
「やまとさん、私が悪いんです。別れの理由は100%、私にあるんです。そんな場合にどうやって強く反論できるというのですか!?」と、思われるでしょう。
もちろん、多少は無理がある主張にはなります^^;
ですが、諦めてはなりません。次の段落で説明いたします。
あなたは「非」を受け入れてはならない
それにしても、こんな場合に「一旦は別れを受け入れるべき」とおっしゃる復縁の先生もいらっしゃるので、私と意見が食い違って困るユーザーさんもかなりいます。
私はできる限り、別れは受け入れない方が良いと考えています。
復縁の先生で、まともな人はあんまりいないので、あまり信用すべきではないご意見だとは思いますが、あなたが総合的に判断されたら良いと思います。
というのも、受け入れるということは「あなたの非を認める」ということです。
こんなことをしたら、相手には「やっぱりそうだったんだ。私のことを軽視していたんだ。適当に考えていたんだ」と納得されてしまいます。
でも、そうではないですよね?
暴力は許容しがたいですが、つい怒ってしまったり、わがままを言ってしまったのは、相手を好きだからやってしまったことのはずです。
その愛情表現の伝え方が間違っていただけで、相手を傷つけたかったわけではないはずです。
行動が悪かったかもしれませんが、気持ちはそうではないはず。
ですから、正しい情報を与え直してあげる必要があるのです。
素直なあなたの気持ちが、今まで伝わらなかっただけ
とはいえ、気持ちの訂正の仕方として、
- 嘘を言ったり、とりつくろったりする
- 無理やり、許してもらうために謝ろうとする
- 泣き喚いて、許しを乞おうとする
こういう態度ではダメです。
こんなことをしたら、かえって印象は悪くなるばかりです。
冤罪事件に巻き込まれたり、火事を警告する時に、こんな態度を取る人はいませんよね。
ただ単に、思っていることを正直に、素直に伝えればいいんです。
焦ったりパニクったりして、取るべき行動を取らないことが問題なのです。
大事なのは、きちんと説明すること、です。
怒ったりせずに、相手を思う気持ちを全身全霊に込めながら、丁寧に、あなたの気持ちを説明することです。
自分の主張をしっかり説明すること。
そして相手から来る反論に対しても、きちんとあなたなりの考えがあり、あなたなりの気持ちを込めたことだったと説明することが大事です。
あなたの間違った行動は、ちゃんと謝りましょう。
しかしながら、相手を思うからの行動だった、と念を入れて主張しましょう。
それでも別れが回避できないときは
とはいっても、必ずしも反論し、抗弁したからといって、絶対に別れが防げるわけではありません^^;
さすがにあなたの正論の主張に無理やり感があるときも、あると思います。
必ずしも、あなたが正しいわけではないですし、相手としてもあなたを試すとかではなく「もう別れたい」と決め打ちして話している場合もあります。
そうなると相手も「とにかくもう、何がなんと言われようとも、別れたいの」とか、「あなたのそういう理屈っぽいところが嫌なんだ」と、言われる可能性もあります。
相手ももう、あなたと別れたくて、なりふり構わず否定しにかかってくることがあるのです(笑)
こうなると「このまま逆らっていたら、かえって印象が悪くなる」と思うかもしれません。
ただ、それでも基本的には、あなたの非を完全に認めてはダメです。
あくまでも「自分の行動は、相手のことを思ってのことだった」という主張は曲げてはダメです。
そこを譲ってしまっては、なんのために抗弁してきたのか、元も子もありません。
では、どうすれば良いのか。。
被害者意識を持って、相手の罪悪感を誘うこと
ですから、最後まで相手が妥協せず、譲歩しない姿勢でいるときは、あなたも相手の主張は受け入れずに「分かってもらえなくて悲しいよ」と被害者ぶることが大事です。
「分かってもらえる人だと思っていた」と悲しんでみてください。
これで、相手の罪悪感を高めることができます。
本当にあなたは、心から相手を思っているのに、その肝心の相手は、そのあなたの気持ちを理解しようともしないので、残念という態度をとりましょう。
こういう態度を取ったからといって、相手が考え直すとは限りませんが、この状態であれば、そのまま別れたとしても、相手から連絡が来たり、あなたからの連絡に対して返事が来やすくなります。
もし別れになったとしても、少しでも将来的に可能性がある方向に持っていくことが大事です。
「きちんと伝える」こと、それが今回言いたかったこと
今回の話は、かなり粘りに粘る、という感じになりました^^;
「そんな強引で良いのか? 無理やりじゃないのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、あくまでも、合法的、倫理的な行動をお願いします。
その上であれば、あなたが誠実に行動している限り、それは適切な主張です。
すぐに引いてしまうのが日本人の悪い癖です。
強い愛の気持ちは、多少、強引なぐらいでないと、その情熱は伝わりません。
日本人の我々は、体裁を気にしたり、周りを気にしたり、良い格好をしようとしたりして、本当に思っていることを伝えない傾向にあります。
本当に思っている誠実な気持ち、心の声を、適切に伝えずに別れを迎えてしまったら、本当にもったいないことです。
ですから、きちんと正しく、相手に思いを伝えてから、別れるべきか判断してもらうことが大事だと私は思います。