復縁したいという気持ちがどうでもよくなったとき、どうすれば良い? 復縁を本気で考えよう!

復縁の気持ちがどうでもよくなった

復縁の気持ちがどうでもよくなった

やまとさんのアドバイスもあり、無事に元カノに会うことができました。

しかし、いざ会って以降、なんだか復縁したいという気持ちがなくなってきました。

いまとなっては「復縁できても、できなくても、どうでもいいかな」と思ってしまっています。

やまとさん、どうすれば良いでしょうか。

このまま復縁を諦めてしまってよいのでしょうか。

それともこの気持ちは、一時の気の迷いでしょうか。教えて下さい。


 

といった内容のご相談メールを頂戴しました。ありがとうございます。

 

こういったお悩みは、一定の割合の方から頂戴します。意外に少なくないですよ。

こういったことでお悩みの方は、わりといらっしゃるものなのです。

ということで、ご質問におこたえしていきたいと思います!

 

復縁に限らず、人の心理は複雑です

このご相談について、似たような事柄が思い浮かびます。

たとえば、

  • 欲しかった服を手に入れたとたん、興味がなくなってしまい、着もしない。
  • 一度作ってみたいと思っていた料理を作ってみると、作っただけでもう気が済んで、食べる気がおきない。
  • 観たいと思っていたテレビ番組を録画したら、もう録画したまま何日も放置。

こういった経験、あなたもおありではないでしょうか?(笑)

 

服やテレビ番組についてなら、経験があることですから「またやっちゃった」というぐらいのことですが、いざ復縁になると経験のないことですから、わけがわからなくなってしまい、混乱してしまうんですね。

 

元彼(元カノ)と別れてしまうことに対する欠乏感

我々というものは「欠乏感」というものに付き動かされやすいです。

  • 「まだ自分は十分じゃない」
  • 「あれが足りない」
  • 「AがBだったらよかったのに」

このように考えて、いつも「無い物ねだり」をしてしまう。

 

彼氏・彼女に対しては、付き合っているときには大してサービスもしないくせに、いざフラれそうになると、慌てて「愛している」などと言って取り繕ったりします。

これは「失うかもしれない」という恐怖に突き動かされて、行動しているのです。

つまり、我々はとても欲深くて、「何かを失う」ということに非常に恐怖心を抱きやすいものです。

人はとてもケチなので、失うことが許せないのです。

 

ですから「失う」という危機感は人を非常に活性化させます。

  • 失うことによるリスクの拡大
  • 失うことによるメリットの喪失
  • 失うことへの喪失感

そういった感情が一気に押し寄せて自分をコントロールできなくなり、混乱してしまうのです。

 

相手を失う悲しみなのか、自分の自身喪失によるショックなのか

そしてまた、この混乱は、恋人を失うことによる混乱ではあるのですが、その気持ちは「恋人を失う」ということに対するものであると同時に「失うことによる自分自身の自信喪失」も大きなウエートを占めています。

 

つまり、恋人にフラれるということは、相手を失うということであると同時に、自分が人に見捨てられ、自信を失わされることでもあるのです。

 

そしてときには「自分が見捨てられる!!」という気持ちが、相手を失うことによるダメージよりも大きい場合があるのです。

つまり、相手のことはどうでもよくて「自分ともあろうものが、まさか捨てられるなんて!!」という、プライドをへし折られた気持ちになるということですね。

 

気持ちの中では「大好きな相手が、自分の前を去ってしまうことによる悲しみ」で混乱しているのだと思っているのですが、本心ではこのように考えてしまっている場合もあります。

自分で自覚がないこともあるのです。

相手を失う悲しみで混乱しているのだと、自分でも思い込んでいるけれど、心の奥深くの感情はそうではないということに、自分で気づかないパターンがあるということです。

 

とくに、混乱しすぎて自分の気持ちが整理できていないときなどには、「相手を失う悲しみ」と「自信喪失」がごちゃ混ぜになってしまったりしやすいです。

 

自分が失恋の何によってショックを受けているのか理解すること

復縁がどうでもよくなったとき

ということで、私が何を申し上げたいのかといいますと、あなたがいま仮に失恋をし、非常にショックを受けていたとします。

しかし、そのときによくよく考えて頂きたいのは、

  1. 自分は元カノ(元彼)のことを、やっぱり本気で好きだったのだろうか?
  2. このショックは、フラれて見捨てられたことによる、自信喪失ではないだろうか?

ということです。

 

とはいえ、たいていの人の場合は、どちらも当てはまるはずです。

本気で好きだったから悲しいわけですし、同時に、まさかフラれると思っていなかったので、自信がボッキボキに折られたわけです。

 

ですから、自信喪失によるショックが、たとえば彼氏(彼女)を失ったショックよりも仮に大きかったとしても(笑)、彼氏(彼女)を思う気持ちも強くもっているのであれば、それは問題ないことだと思います。

プライドがへし折られたことは辛いことですが、彼氏(彼女)を思う気持ちがあるのであれば、また立ち直れるはずです。

 

一方で、自信喪失のショックは大きいけれども、彼氏(彼女)を思う気持ちはたいしたことがないと気づいた場合は、どうしましょうか(笑)

 

この場合は、プライドが変に高くなってしまっており、相手を思いやる気持ちに欠けてしまっている可能性が高いので、生き方を見直して下さい(笑)

そして正しく生きて欲しいです(笑)

 

では、冒頭のご質問に回答していきましょう

ということで、冒頭のご質問に戻りましょう。

今回のテーマは、復縁できそうな空気になってきたのに「どうでもよくなってしまった」という方からのご相談でした。

 

1、戻ってくるかどうかの不安からの解放

この「どうでもよくなった」という感情は、彼氏(彼女)に再会できたことで、最初に述べましたように「彼氏(彼女)はもう戻ってこないかもしれない」という焦りから解放された気持ちがあるといえるでしょう。

欲しかった洋服を手に入れたとたんに興味がなくなってしまったときや、録画したテレビ番組に対して興味がもてなくなってしまった感情に似た気持ちです。

 

こういった感情はよく「釣った魚に餌をやらない」と称されます。

これは恋人同士の関係でよく言われることです。

「追いかける恋愛」が好きなタイプは、追いかけて、そして手に入ってしまうと、興味を失ってしまったりします。

 

この感情自体はつまり、恋愛でも一般的に「よくあること」だということです。復縁はシチュエーションが限られているので経験が少ないですが、この例からみれば、恋愛も復縁も、同じことだと思います。

「釣れそうになってきたら、安心して興味を失ってしまう」ことは、特別なことではない、ということを頭に入れていても良いでしょう。

 

2、自分の自信を取り戻したいがために復縁?

自分の自信を取り戻すために復縁

そしてもう1点。

続いてご説明させていただいたように、自分への自信の喪失が大きすぎた場合、元彼(元カノ)が戻ってくるかもしれないという思いをもったときに、自分への自信が回復して、興味を失ってしまったという場合もあるでしょう。

 

この場合、結局は関心は相手に対してあるのではなく、自分の折れたプライドを回復したいがために、復縁を行ってきたといえるかもしれませんね^^;

 

3、恋人への失望?

また、久々に会って、自分を振ったり、そして簡単にヨリを戻そうとしたり、お高く止まったまま偉そうにしていたりする相手に、愛想が尽きた場合もあります。

  • 結局、元彼(元カノ)は、私を試しているだけでは?
  • 元彼(元カノ)は自分が可愛いだけでは?
  • 私のことなど、考えてくれていないのでは?
  • もしヨリを戻しても、今後もまた振り回されるかもしれない

という暗然たる思いに駆られるわけです。

 

4、幸せになれることへの不安?

そのほか、いざ復縁が近づいてくると、うれしいはずなのにその順調さに不安になってきたり、悲しくなったり、不満をもってしまったりします。

ある種、妊婦が陥るマタニティーブルーのような感情です。

これも男女共にみられます。

 

幸せが戻ってくることに対して、かえって

  • 大丈夫かな?
  • ここまでうまくいっているのに、またダメになったらどうしよう
  • これでいいのかな?

こんな風に心配な気持ちをもったりしてしまうのです。

人間の感情って複雑ですよね^^;

 

本当に「どうでもよくなった」のか? いま一度真剣に復縁について考える

ということで、結論です。

こういった復縁に対して「どうでもよくなってきた」という気持ちを持ってしまった時、どうすれば良いか。

 

私が思うに、これらのどのような問題・場合においても、

それでも復縁を目ざしておいた方が良い、というのが結論です。

 

その最大の理由は

「経過はどうであれ、最後には『どうしても、やっぱり復縁したい』という気持ちに駆られることが多いからです。

 

私も昔は「気持ちが冷めているなら、別に無理して復縁しなくても良いのでは?」などとアドバイスをしていましたが、半年とかしてから「やっぱり復縁したいんです。いまさら無理ですかね?」みたいな連絡がぼつぼつと来たりしました。

そのときにはもう、機を逃していたりもして、悔しい思いもしました。。

 

それからはもう、とにかく、いまがどんな気持ちでも、復縁に向かって邁進すべきだとお伝えしています。

 

いまの「どうでもよい」気持ちは

  • 一時的な迷い
  • 一時的に不安になっているだけ
  • 失恋の混乱からまだ覚めていないだけ

−−ということが多いのです。

 

恋愛感情にかかわらず、人というのは大きなショックを受けたあと、立ち直るために多くの時間を必要とします。人はとても繊細な生き物です。

「自分自身、もっとタフだと思っていた」とおっしゃる方もいらっしゃるぐらい、意外なまでの自分の落ち込み具合に驚く方がいらっしゃいます。

 

ですので、一時的な心理ダメージのせいで冷静な思考ができなくなり、大切な恋人に対しての接し方を見失っているだけかもしれないのです。

そんな場合に、後ほど大きな後悔をしてもらいたくないのですので、もし迷いがあっても、復縁にはぜひとも真剣に取り組んで頂けたらと思います。

 

また、こういった言い方はアレですが、もし復縁する気がなくなったとしても、この復縁の機会は今後の恋愛の練習として大いに活用できます。

 

決断するのは、開き直って元カノ(元彼)と接してみて、それからでも良いのではないでしょうか。